寝る前に気づいてしまったこと

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寝る前に気づいてしまったこと

先程気づいてしまったことです。

私は飲食店でアルバイトをしているのですが、家族連れのお客様がご来店された時のお話です。

最初、私がお客様に気づいた時、2年生くらいの男の子が元気よくお店の扉を開けて入ってきました。

その後ろからお母さん、お父さん、姉妹2人とご来店されました。

男の子はとても元気でお母さんとお父さんの間を走りまっていました。

私は注文を受けるためにレジのところから見ていたのですが、レジのところに近づいてきても男の子は間を走るのをやめずに元気に走りまっていました。

お客様が注文をするためにレジのところに立つと、男の子はレジと姉妹2人の狭い間を走り抜け、お母さんの後ろに行きました。

お客様の注文を聞き、お会計をし、商品を渡す。

私は足りないものがないかの確認も含めて、お席まで商品を持っていくのですが、お席にいた人数は4人。

準備したおしぼりやお冷の数も4人分。

足りないものはありませんでした。

そのお客様が帰られる時にはまた男の子が元気に走って先に外に出て行きました。

私はいつも寝る前にその日あった事を思い出しながら寝るのですが、あのご家族のお客様の事を思い出した時にやっと違和感を覚えました。

私が最初に見たお客様の人数は5人。

しかし、商品を持って行った時は4人。

帰られる時にはまた5人。

思い出したらとても不思議な体験をしていたようです。

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