短編2
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鈍いのか

怖い話(?)を山ほど書いているよもつですが、毎回申し上げている通り、霊感ゼロです。

しかし、最近になって、もしかしてアレがそうなのか、と疑問に思うことがあります。

高校生のころ、遊びで、仲の良い演劇部と文芸部の部員たちと、こっくりさんをやったんですよ。私は霊に関しては、半信半疑で、その時も誰かが動かしてるんだろ、くらいにしか思わなかった。

ところが、こっくりさんの返答の雲行きが怪しくなったあたりで、私の背中に何かが重くのしかかったようになって、息苦しくなって体が冷たくなって震えました。

驚いた友人たちによって、すぐに保健室に運ばれ、気が付くと、保健の先生が心配そうにのぞき込んでました。

まさかこっくりさんやってて、具合が悪くなったとは言えずに、寝不足ですと胡麻化しておきました。

その日を境に、臆病になってしまい、後ろから得体のしれない何かに追われているような気分になったり、人魂を見たりしました。

 あと、誰も居なくなった校舎に、私と数人の友人、それと先生とで「君たちで最後だから帰りなさい」みたいな話をしている最中に、校舎のどこかから、女性の「キャー」という衣を裂くような悲鳴がしたんです。

「いま、女の人の悲鳴がしなかった?」

と言うと、友人に本気で怒られました。

そういうの冗談でもやめてよね!と。

確かに聞こえたんだけどなあ。

私は、そのころを振り返り、不安定だったのだろうな、と自分で片づけていたのです。

そして、この夏に、地方局の終戦の特集の番組で、私の母校が紹介され、母校も空襲に遭い、何人もの尊い命が失われたそうで、校庭の石碑が紹介されました。

「友愛」と書かれていたので、どこにでもある石碑だと思っていました。

もしかしたら、あの悲鳴は・・・。

私が声を聞いたのは、その石碑に面した、南校舎のほうだったんです。

そのころ、もしかしたら何かの波長が合ってたのかもしれませんね。

Concrete
コメント怖い
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まりか様
コメント、怖い、ありがとうございます。
耳毛先生はもうあれからお会いしていませんが、次はもう我慢できないと思います。
怖がりだから「気のせい気のせい」で過ごしてきただけなのかもしれません。
そのほうが人生楽に生きていけるから。
結局何においても楽なほうに流れてしまうんですよね、私。

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コメント、怖い、ありがとうございます。
mami様
今夜あたりって。旦那がまだ帰ってきてないのでやめてくださいよおw
なまじ古い家に引っ越してきたので、勘弁してください。
なぜ日本家屋ってなんとなく怖いんですかね。暗さ?
吉井様
耳毛はあきませんよね、耳毛は。しかも、バネみたいに、びよよんって出てたんです。
その先生がですよ、真面目に心臓の話をするんですよ。もうこれは拷問ですよ。
笑えないんだもの。

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あんみつ姫様
コメント、怖い、ありがとうございます。
私の体験らしい体験は、この高校の時だけになります。
ついでに言うと、そのころUFOも何回も見ましたwホントです。一度は友達と一緒に見ました。
私は吹奏楽部だったので、やはり同じ文科系の人たちって気が合うんですよね。
ちなみに文芸部には所属しておりませんでしたが、文芸部誌には投稿しました。
部員でもないのにw
でも、何を投稿したのか忘れました。今のように、ホラーは書いてなかったので、たぶん詩だと思いますwww
あの石碑にそんな意味があることすら知らずに、在籍してて、今になってその意味を知るというのは本当に感慨深いものですね。

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コメント、怖い、ありがとうございます。
おでん屋様
そうなんですよ。もうウン十年経ってますから、あれから。
おばけも、こんな鈍感、二度とアピールするかよ、って思いますよねw
吉井様
たぶん、普通の人と違うのだと思います。なんと言いますか、妄想癖があるのかな。
真面目な話をしているのに、もし、こうだったらどうなるんだろうとか、すぐに気が散漫になってしまい、何も話が入ってこなくなったりします。
娘が心電図で引っかかって病院で説明を受けてる時も、医師の耳毛がすごく気になって、もう何も話が頭に入りませんでした。あ、娘の心臓は異常なしでしたけどね。
こういうのって、何とかいう障害ですよね?

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