中編5
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メールが来ました

初めまして緑の野菜と申します。

初投稿ですので何かと拙い部分もあると思いますが生暖かい目線で見てもらえると嬉しいです。

それではまず・・・・

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緑の野菜と言ってら何を想像しますか?

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・

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そう、ニンジンですね。

本日はそんな人参に関するお話をするわけではありません。

携帯電話にまつわるお話をしようと思います。

今や一家に一台どころか1人に一台の普及率を誇る携帯電話。

そんな携帯電話を初めて手に入れた高校1年生の夏、とある事件が起きました。

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§

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shake

携帯のバイブと共に設定していたBGMが流れ1通のメールが友人Nから届きました。

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「このメールを10人に送ってください。送ればあなたは幸せになり、送らなければ不幸になります」

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最近、学校の友人であるNから届くのはこの手のチェーンメールばかりでした。

その頃の僕は恥ずかしながら携帯電話に登録してある人数は10人にも満たなかったのでその手のメールはすべて送ることはせずに削除していました。

だって送ろうにも送れないんだもの(泣

そんな中、とある1通のチェーンメールが届きました。

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shake

「僕の彼女は犯されて殺されてしまいました。

僕はこの犯人を許しません。

僕はこのチェーンメールを使って犯人を捜し出そうと思っています。

このメールを10人に送って拡散させてください。

もし送らなかった時はアナタを犯人として殺しに行きます」

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確かこのような内容だったと思います。

この手のメールは削除対象なのでいつも通りに削除しました。

そして次の日のことです・・・・

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バイブレーションとBGMが1通のメールの着信を知らせてくれました。

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shake

「アナタを犯人と断定して殺しに行きます」

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は?

意味が分かりません。

知らないメアドからのメール

何これ、友達のイタズラ?え?え?

とりあえず意味がわからなかったので削除することにしました。

それから数時間後・・・

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「今○○駅に着きました」

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また知らないメアドからです。

その駅名は地元の駅の名前、一切意味がわからずとりあえずまたそのメールを削除することに。

それからまた数時間後の事です。

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「今○○橋に来ました」

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だんだんとこのメールに気持ち悪さを感じ同時に恐怖を覚えてきました。

この時点でさすがにこのメールが送られて来る原因と言いますか、要因と言いますか、思い当たる節は1つしかありません。

前の日に送られてきた1通のチェーンメール。

それがおそらく原因でしょう。

そんな事を考えているとまたメールが届きました。

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「今○○病院の前に来ました」

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確実に近づいて来ています。

最悪の事態に備え表玄関に鍵をかけ、ついでにチェーンも掛けました。

裏口にも鍵をかけて考えられる限りの対抗策は施しました。

ホっと一息つこうとトイレへ向かった時に

sound:16

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思わずビクッと体が動いてしまいました。

そしてまた

sound:16

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二度目のチャイムが呼んでいます。

そのチャイムを無視し、僕は2階にある自室へ逃げ込みます。

部屋に入ってすぐにベッドの中へ潜り亀のように丸くなりました。

そうして何分経ったのかわかりません。その間もずっとチャイムが鳴らされました。

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sound:16

ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン

ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン

ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン

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sound:16

ピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポン

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・・・・・・・・・・・イラッ

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何故か知りませんが急に怒りが込み上げてきました。

なんでこんなに僕は怖がっていなきゃいけないのか、そもそもメールの内容だってあまりにも理不尽じゃないか

なぜメールを送らないことで殺されなければならないのか

そもそも10人とか無理ゲーなんだよっ!ケータイには8人しか登録してないし、そのうち1人は送り主だしっっ!!

そんな事を思って勝手に怒っていました。

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おもむろにベッドの上で立ち上がり被っていた布団を投げ捨て部屋を出ます。

家は二階の廊下の窓から体を出せば少しだけ玄関が覗けたので怒りにまかせて覗いてみました。

見ると玄関には誰もおらずその時にはもうチャイムの音はいつの間にか無くなっていました。

ホッと胸を撫でおろし一階へと降ります。

誰も居なかったことで安堵し、それにより怒りも消えていました。

そういえば喉が渇いたなと思い水での飲もうとしたときに

sound:16

shake

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チャイムが鳴りました。

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いい加減隠れてガクブル震えていることに耐えられなかった僕は怒りと恐怖が2:8くらいの割合でインターホンに出ることにしました。

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「はい」

少しの沈黙の後、声が・・・

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「兄ちゃん、玄関あけてー」

声の主は友達の家に遊びに行っていた弟のものでした。

sound:27

sound:26

「お帰り、お前鍵どうしたの?」

「忘れた」

「あぁ、そう」

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鍵を持って家を出なかった弟が何度もチャイムを鳴らしたのでしょう。

そうとも知らずにそんな事に怖がって隠れて怒って、なんだか自分が恥ずかしくなってきましたが、そんなこと弟に言うわけにはいきません。

なぜならばそんな事をしてしまうと兄としての威厳的なものが減ってしまいそうな気がしたからです。

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幽霊の正体見たり枯れ尾花

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そんな言葉があります。

恐がっているとなんでもお化けに見えたり思えたり、今回の件もそうだったんです。

変なメールのせいですべてがお化けの仕業に思えて、そのせいで怖がっていた。

一人で空回っていただけ。

「お前さ、」

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「鍵無いからって何回もチャイム鳴らすなよな」

「え?」

「いや、だから」

「帰ってきたの今だからチャイムも1度しか鳴らしてないよ」

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それじゃ・・・さっきまでのチャイムは一体・・・・

ふと壁にかけてる時計を見ます。

「そういえば・・・」

携帯電話のメール着信蘭を確認します。

そこには僕を恐怖に陥れていた謎のメールが数件。

そして壁にかけてある時計に目をやると時刻は最初に送られてきたメールから約24時間経っていました。

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送信者不明のメールアドレス

ローマ数字で24

ローマ字でkurusime

24kurusime@

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これは24時間苦しめって事だったのでしょうか。

今でもわかりません。

ただ、この1件以来僕の携帯電話にチェーンメールが来る事は一切なくなりました。

【完】

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tow様
夢なら・・・あ、でもこんな悪夢は見たくないですねw
蘭違ってましたね。
ご指摘ありがとうございます

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沙羅様
初めましてコメントありがとうございます。
何か書いてて引っかかってたんですが、リカちゃんの電話!確かにそんな話ありましたね。

冒頭に間違い?え?え?どこどこ?・・・コソコソ

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レイ様
笑ってもらえてうれしいです。
あの恐怖はもうこりごりですw

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