短編2
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おうひと-序章-

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これは私が大学生の頃の話です。

当時私は旅行サークルに所属しており、長期休暇を利用しては18きっぷを使い東北地方を野宿自炊して旅をしておりました。

旅を始めて数日たったころから、どこにいても私の視界に白と黒のボーダーの入った男が目につくようになりました。

まぁありふれた服ではあるし同じ人ともわからないし、旅路が一緒なのだろうということでさして気にはしていませんでした。

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そんなこんなで一月に及ぶ長い旅は終わり、余った休暇をいかに遊んでくらすかということばかりを家で考えていたころ、一通の封筒が私宛に届きました。

差出人は山本義邦、、、だれ?とりあえず中身を見てみると、奇妙なことが書き綴っていました。

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「このたびは、いきなりの手紙大変申し訳ございません。

あなたが旅行をしていた際に、あなたに興味がわきまして、少しばかり後をつけさせていただきました」

「その興味というのもあなたが背負っていたリュックサックがまるで、去年置き引きにあった私のリュックサックと似ておりまして、

もしかしたらと思い声をかけて不快な思いをさせるわけにもいかず、今回の手紙という形をとらさせて頂きました。」

・・・手紙の内容はそれだけでした。

まるで私にどうしてほしいのかが分らない内容でもあり、差出人も名前しか載っていない。何がしたいのかこの手紙の主は・・・

冷静に考えている自分がなんとも不思議でもありましたが、私はすぐに戸締りをし、警察に連絡をしました。

-おうひと 序章-

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続きが気になります!
一気に引き込まれましたよ
序章だけでもかなり怖いです((((;゚Д゚)))))))

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