中編5
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壊れたオルゴール人形

最近私は、このサイトをちょくちょく見ています。

以前私が体験した話を聞いて頂こうと思いますが、何分初めてですので誤字脱字等などありましたらお許し下さい。長い文になるかと思いますので、お暇な方はお読み頂けると嬉しいです。(^-^)

私が小学校6年生の頃に両親は離婚し、その一年後父方の祖母の思いもあってか、新しい新築の家を祖母が住むO市のすぐ近くに建ててくれて、私や姉、弟、妹と父について引っ越すことになったんです。

引っ越す当時は、私は中学2年生を迎える年頃であり、住み馴れた町や友達との別れはとても悲しく、複雑な気持ちのまま引っ越してしまったのです。

離婚した私の母は、大層身勝手な母親で、離婚前は父とのケンカが絶えく、唯一私の逃げ場は学校だったのです。

姉は当時、自分の意志というものはなく「あんたがお父さんについて行くんだったら、私も行くよ」という案配で、弟や妹は小学校低学年だった為、祖母は何かと心配して土日の休みや夜間は預かって世話してくれてたんです。

父は家計の為遅くまで仕事をすることが多く、接待などがある時は午前様で帰宅することが度々でした。

そんなことをいいことに、姉は夜遊びで家を空けていない日もあったのです。

父と母が離婚したとはいえ、自分のことしか考えてない最低な母親でも、その頃はまだまだ母親という存在は大きく、父の目を盗んでは母の職場まで会いに行くことが少なからずありました。

引っ越ししたその年のクリスマスに、母から私と姉にと大きな袋に入った沢山の物をプレゼントとしてくれたのです。

その大きな袋を開けて見ると、姉と私とで好きな物を互いに見つめて気に入った物を物色して分けるといった感じでしたが、私が一つだけ目に留まった物は保育園児くらいの等身大のオルゴール付き人形だったのです。

その人形には、服の横からジッパーを開けてパジャマ等しまうような物だったのです。

プレゼントは、その一つだけを私が貰い他は全部姉にあげました。

中々面白い物で、毎晩紐のようなものを引っ張っては優しいメロディを奏でていました。

しかし時が過ぎれば大概は飽きるもの。

使わなくなった頃には高校2年生でしたが、あえて部屋にはその人形をかけて飾ってはいました。

年数を重ねると、オルゴールも壊れていて、いくら紐を引っ張っても、うんともすんとも音はならなかったのです。

高校3年を迎えた春、夜中寝ていると突然オルゴールが一瞬鳴り出したのです。

「おかしいなぁ、壊れているはずなのに。鳴るのはきっと壊れて何かの拍子になったんだろうな」と心で思いながらその日は眠りについたのです。

その次の朝、学校へ行くのに玄関を出て、自宅の庭先から門の所まで行って道路に一歩踏み出すと

ヒャーっと悲鳴にならない声

何かと思った父が飛んでくると、家の門の真ん前に車で引かれたのか猫が横たわって死んでいたのです。

「朝からなんて縁起が悪いの」と思いながら、父が始末してくれた後学校へ登校して行きました。

何も感じてなかった私は、その日の出来事を1週間も経つと忘れて行きましたがその1週間後また夜中に壊れたオルゴールの人形が音を奏でて鳴り出したのです。

何も思わず、またかという思いで寝てしまいました。次の朝起きて朝の食事をしていると「キキキキキキィー!ドン!」という凄い音がして、父は我先に外に飛び出して行きました。

何事なの?と思いながら私も外へ行こうとすると父が「お前は来るな!子供が見るようなものじゃない!」と大きな声を張り上げて言いましたが、そう言われると人間とは余計見たくなるもの。

こっそり門のとこまで近づいたら、家の門の前に横たわる人が見えたので、よく目を凝らして見てみると車に引かれたようで、老人でした。

その顔を見ると、額は何かにくり貫かれたようにポーンと穴が開いて血を流して即死だったようです。

その老人は目を見開いたまま、こっちを見ているような感じがして思わず目が合ったように思えました。

その日も何だか気持ちが1日曇ったような気持ちで過ごし、この前の猫といい、今日の老人といい、どうしてうちの門の前なの!っと自分なからにも腹が立ってしょうがなかったです。

憂鬱になりながらも、その日自分の部屋で眠りに入りふとした瞬間目が覚めて、足先から軽い電気のよいなものが走ったような感じになったかと思うと全身に回り、そのまま手を動かすことも寝返りうつことも出来なくなり

これってもしかすると金縛りにあってるの?

怖い

と思った時には既に遅く、私が寝ているベッドの淵に誰かの人影を感じたのです。

目を薄めにして開けながら誰なのか確かめようとしたら、今朝自宅門の前で引かれて即死したあの老人でした。

身体は動かないのにガタガタと身震いのような物を感じ「助けて!」という声さえ出ません。

老人は今朝見た額に穴を開けて、そこから血を垂らしながら

「知っていたんだろう?」

私はその後気を失ったようで、目が覚めた時には明るい朝になってました。

起きると私の額はびっしょりと汗をかいており、夜中のことを思い出すと恐ろしくて身震いするくらいでした。

知っていたんだろう?

その言葉を思いだし、私が?何を?

思い当たる節はなく、なんだろうと考えながらふと過ったのは、壊れたオルゴールの人形でした。

確か猫が死んだ時も、あの老人が死んだ時も壊れたオルゴールが夜中鳴り出した。

まさか、もしかしたら死の予告?そんな馬鹿な。

私は信じてないながらも父との姉にそのことを話し、その日のうちに神社で人形の供養のお焚きあげをやって頂いたのです。

その後ピタッと、そのような出来事はなくなりました。

しかしその日を境に、私には霊感はないと否定しつつも頻繁に金縛りになったり、何かを感じとったりすることが多くなり、社会へ出て看護師になってからも度々おかしなことが日常の中で起きたりします。

今は結婚をして子供がおりますが、何故か幼い息子にも何かを感じとったり、見えたりしているような所があり、何もない所をじっと目で追っていたりすることがあり怖くなってしまいます。

下手な長文で読み難いかもしれませんが、申し訳ありません。

抽象的なコメントはお控え下さるよう、お願い致します。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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