短編2
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お調子もの

すごいお調子ものだった小野くんが亡くなって、実家にお線香をあげにいきました。

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彼のお母さんが迎えてくれたんですけど、

おばさん、悲しいことがいっぱいあったせいでしょうね。とってもつかれて見えました。

何かしてあげたくて、あれこれお話してたら、

小野くんは人を笑わせる天才だった、という話になったんです。

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「そういえば小野くん、中学のとき焼却炉でこっそり焼き芋して、教室で密売して、校長先生に摘発されてました。あれは本当におかしかったですねー」

そしたらですね、

なんとそれまでぐったりしてたおばさんが、くすくす笑い出したんです。

「しめたー」と思いましたね。

頭をフル回転させて、小野くんのろくでもない思い出をサーチしました。

「そういえば小野くん、教室に持ちこんだトランプを先生にみつかったとき、

先生に千円札をにぎらせようとして、ガチで説教されてました」

「小野くん、ドライブスルーを竹馬でスルーして、店員さんにスルーされてました」

「小野くん、体育祭の棒たおしに女性用ブラとパンティーだけで挑んで、

競技がおわってみんな散ったあとの運動場に、ひとり全裸でうずくまってました。

ヤンキーすら逃げる”オーガ”というあだ名の体育教師やってきて、自分のジャージを脱いで、そっとかぶせてあげてました」

おばさん、お腹を抱えて笑いころげてました。大成功でした。うれしかったですねー。

 

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そこでおばさんは「あっ」と口をおさえて、

「そういえばあの子、火葬の前に、お棺のふたを開けたらね、笑ってたのよ。

――猿みたいに顔をくしゃくしゃにしてね。ホントお調子ものよねえ」

そう言って、目尻の涙をぬぐいました。

蟻の這うような悪寒が背筋をかけあがってくるのが分かりました。

Concrete
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小夜子さま
怖ぽちとコメント、読者登録、ありがとうございましたー。
いやーん、「ファン」だなんて、ありがたきおことばー。
もっと ちやほやしてー。

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たはは、スベっちゃいました。
さっきのは、ノーカンで。

チョコさま、虎鳴真矢さま
怖ぽちありがとうございましたー。
いつも、ありがとうございます。はげみになります。

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ロビンミッシェルさま
怖ぽちとコメント、ありがとうございましたー。
うしし。ロビンさまには、おしえてあげませんよーだ。
くるしめー、くるしむがいいー。

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こんばんはGlue様、意味怖解読班団長、ロビンミッシェルが来ましたよ…ひひ…

ふーむ、焼却炉、パンチー、お調子者、ドライブスルー、猿顔、巨大組織…か

なるほど!分かりませんでした!ひ、ヒントくださいませ!…ひ…

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智花さま
怖ぽちありがとうございましたー。
どうもはじめまして。よろしくどうぞー。

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