過去の新聞記事より──。
２００１年９月３０日未明、東京都Ｍ区で２０代男性の他殺体が発見された。
男性の体はバラバラにされており、半径２００ｍ内に点在するように遺棄されていた。
死因は胴体右胸部にあった刺傷痕から、ナイフによる刺殺と断定されている。
尚、凶器の果物ナイフは未だに発見されていない。
死後数日経っており、十指の指紋が削り取られ、頭部も発見されていないことから、身元の特定は困難であると見られているが、警察は被害者の身元特定を急いでいる。
被害者の身元が不明であることと、事件当夜の目撃者もまだ見つかっていないことから、警視庁では早期事件解決のため、遺体発見現場周辺でビラを配るなどして、事件の情報提供を呼び掛けている。
この猟奇的事件の一刻も早い解決が望まれる。
〇〇新聞 １０月１日付けの朝刊より──。
この事件は、現在も未解決である。
| コメント | 怖い |
|---|---|
| 10 | 56 |
@炭酸水 さま
解体の道具と凶器が同じである必要なないんですよ
大事なのはそこではなく、『何故、それを知っているのか』というところです。
ミステリの基本である『秘密の暴露』というヤツですね。
フィクションとノンフィクションが頭ボーっとして、どっちがどっちだったっけ……で、てんやわんやでした。？？？どうやって解体したんだろう？？？と、道具が１つしか書いてないから変だなぁーと、思ったら他のコメントに書いてあったにゃ。
@ttttti 様
お世辞もお上手ですね。
恐怖は気づいて初めて感じるものということを表現できたらと思い、書いてみました。
意味に気づくと怖い話……みたいなイメージですね。
わたし的には。
ろっこめさん
このさり気なさが素敵です。
そして毎度感じるのが、答えの中に“愛がある”という感覚です。
一見して鋭く狂気に満ちた内容でも、答えを見つけた時の安堵感は、ろっこめさんが紡ぎ出す文章ならではなのだと思います。
mami様
いつもいろいろ教えてくださってありがとうございます。
もちろん、気を悪くなんてしてませんから安心してください。
あんみつ姫様は本当に頭が良くて、わたしなんて足の裏にも及びませんよ。
何だかあんみつ姫様のお陰で、わたしまで頭良く見られるのは得した気分です。
有り難いことですよ。
mami様も良く練られた作品を書いてらっしゃるんですから、わたしから見たら天才の部類です。
是非、コツを教えてもらいたいです。
昨日読んだものの…謎が解けなかったmamiでございます(´д｀|||)
あん姫様のコメントで、すっきり！
とても、お二方のやりとりには着いていけない浅学な私…
何度もメッセージ欄にお邪魔するのも…と思い、こちらによろしいでしょうか…
『先生』と呼んでいただくこと…
迷惑なんて、とんでもない！
“私なぞが烏滸がましい”という意味でございます。
どうぞ、お気を悪くされないで下さいね。
あんみつ姫様
わたしを超える回答を出されてしまうとは、さては天才ですね⁉
完璧過ぎる回答のお陰で、わたしから解説を出さなくて済んで有り難い限りです。
出題者に必要なことは、必ず解答にたどり着くためのヒントを提示することである。
シャルロット＝ロコメス
（テキトー）
昔、推理小説を書いていたので、こういうルールを自分に課してるんです。
謎は解かれてこそ価値があるのです。
と、カッコつけてみるわたし
ふたば様
重ね重ねコメントありがとうございます‼
事件記者の中でも、警視庁記者クラブなどの番記者は事件関連の情報を手に入れやすく、被害者や被疑者の情報なども割と簡単に仕入れられるみたいです。
とはいえ、フィクションですからあまり突っ込まれると困っちゃいます。
それだけリアリティーがあったんだとポジティブに受け取っておきますね。
ふたば様は褒め上手ですね！
わたし、調子に乗りそうです。
あんみつ姫さんのコメントでようやく理解しました。この記事のライターさん、凶器であるナイフの種類まで書いてしまったのですね。
記者の立場を利用して目撃者と接触、片付けまでやるのでしょうか。
あんみつ姫様
正解です！
新聞を読んでいた時に、ふと思い付き、５分で書いたものなので、完成度はご容赦ください。
あんみつ姫様の洞察力がスゴいのか、わたしの作品が稚拙なのか、（勿論、後者ですが）当てていただけて安心しました。
ありがとうございます‼
作者ろっこめ
この新聞記事は、フィクションです。
一見すると、ただの事件記事ですが、これも意味怖です。
こんな話が大好きなので、投稿してしまいました。
お目汚し失礼しました。