短編2
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買い替える

彼は、家に帰ると溜息をついた。

ここ最近、仕事に没頭しており、息抜きができていない。

ストレスのせいか、白髪が増えてきた。

右手に持ったビニール袋から、コンビニ弁当を取り出す。

一応、健康のことも考えてサラダも買った。

ストレス、と言えば「あなたといるとストレス」と言われ、彼女と別れたのを思い出した。

その後すぐにいってしまった。

彼は、悪い思い出を振り払うと、サラダの中に入ったキュウリを切ることにした。

台所に行くと、しばらく放って置いたせいか、包丁がカビやら汚れやらで赤くなっていて、

キュウリを切れるような状態ではなかった。

包丁は買い替えることにした。

仕方ない。我慢して食べるとしよう。

スマホを充電しながらネットサーフィンをするか。

そう思いタコ足配線を持ってくると充電器を差し込んだ。

タコ足配線といえば、昔からの友達とタコ足配線でスマホを充電していたら、

口論になってしまった。あいつとはそれっきりだな。

ふと、配線の真ん中あたりを見ると、コードが盛大に飛び出し、全て切れてしまっている。

これも買い替えることにした。

物を買い替えなくてはならないのもストレスの原因だ。

そういえば、風水によって物の丈夫さが決まるという話を聞いたことがある。

そうだ、家を買い替えよう。

shake

ちょうど臭いも限界がきたところだ。

引っ越したら、息抜きをしよう。

楽しい、楽しい、息抜きを...

彼は、そこを後にした。

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それから数日後

警視庁ではこんな会話があった。

「資料まとまったか。」

「はい、まとまっております。」

「仏さんの数は?」

「動物などが数体、人が二人です。また、その二人は加害者の恋人と友人だったと思われます。」

「そんなにか。凶器は?」

「ハサミや、タコ足配線などです。」

「分かった。捜査を引き続き進めていこう。」

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ハトさん、お久しぶりです。
コメントと怖いありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

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山さん、お久しぶりです。読まなくても良い作品ではなかったですよ。主人公?のたんたんとした様子罪悪感のない語り口にゾクッとしました。これからも頑張って色々な作品、是非書いてくださいね。

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