ママのために・・・

「何で言う事聞かないの！」

「あんたお姉ちゃんでしょ？」

「ママを困らせないで！！」

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ついつい娘にきつく当たってしまう私

自分でもダメだと分かってるも

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旦那は単身赴任中で家にいない

姑から「孫に会わせろ」の電話攻撃

そして最近痴呆の疑いがある両親等

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次々と現れる問題を前に私は育児ノイローゼーになってた。

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何で結婚なんかしたんだろう？

何をあんなに焦ってたの？

結婚がゴールじゃなかった。（涙）

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理想と現実との違いに毎晩泣いてた私

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そこに

ガシャーン！！！！

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真夜中に聞こえる食器の割れる音

ボーゼンとしながら台所に向かうと

娘と足元には割れた食器の破片が・・・

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私：「あんたなんか産むんじゃなかった！！」

思わずそう叫びながら手をあげるも

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「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

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「それやったら終わりじゃない。（涙）」

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私はどんなにつらくてもしんどくても

一度だって子供を叩いた事はない。

それが私のプライドだったし母としての誇りだった。

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そして怯える娘を前に

私：「ごめんね、泣いてばかりのママで・・・」

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気付くと娘が

「もう絶対ママを困らせないから。」

と、逆に慰められてた私。

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こんな子を誰が叩ける？

私には出来ないこの子を傷つける事なんて

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しかし次の日仕事から帰ると娘と息子の姿がない

胸の高鳴りを抑え、もしやと屋上にのぼると・・・

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娘が弟を抱いたまま屋上から転落してた。

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私：「良かった殴ってなくて」