短編1
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お守りババア

十五年ぐらい昔、地元の公会堂にお守りババアと呼ばれていたお婆さんがいました。

その人は子供をみかけるとお守りを持っているのかを率直にきいてきます。答えは持ってますと答えるとそんな物捨てなさいと怒鳴ってきました。(会話の内容は正直幼かったのでよく覚えてません。)

自分のことを覚えていないのかわからないけど後日また聞かれて、今度は持っていないといったら、逆にまた怒られました。えっ…ボケてるのかよ。って思ったんですが、また今度は友達と遊んでいるときに自分が一人で近づいて声をかけられました。その瞬間に友達もきて、二人で逆の回答を告げるとお婆さんは、困った表情をしていました。

そして、タイミングよく現れた親類の人? 一言…ボケてるからごめんなさいね。帰ってしまいました…。それから全然みかけなくなったのは覚えています。最後に接触したのは僕と友達だったのかな…。

現在、久しぶりに友達にお守りババア覚えてる?って聞くと覚えてるよ~って、ちょっとしたネタになっています。

しかし、大人になった今、あの時の回答が聞きたいです。お婆さんは僕らになんと言おうとしたのかな?

関東の話なんで同い年ぐらいの地元の人ならお守りババア知ってるかもしれません。長々すいません。幼い頃に体験した不思議な話です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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