短編1
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オオカミ少年

ある村に、引っ越しばかりで友達が全然いない男の子がいました。

来る日も来る日も、家と学校の往復ばかり。

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学校に行くのも一人、ご飯を食べるのも一人、寝る時も一人

そんな生活にあきあきしてた男の子

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ある日ちょっといたずらをしたくなりました。

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とつぜん大声で

「たいへんだ! オオカミだ。オオカミがきたぞー!!」

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村人は驚いて床の下、マンホールの中、山奥へと

ありとあらゆる所に身を潜め・・・

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それを見て、男の子はケラケラケラと大笑いしました。

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そして来る日も来る日も

「オオカミがきたぞーっ!!」の嘘報告!!

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次第に村人達も気付きだし

いつしか少年の言葉を信じなくなっていました。

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それでも毎日叫び続ける少年からの

「オオカミが来たぞー!!」

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ひょっとすると少年は寂しかったのかもしれない。

いつも一人ぼっちで誰からも相手にされなかった少年の

生まれて初めての自己主張だったのかもしれない。

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だから少年は叫び続けた。

自分の言葉を信じてくれる最後の人がいるまで・・・・

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そんなある日また少年から

「オオカミが来たぞー!!」

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しかし村人は誰一人として驚かない。

何度も何度も叫ぼうとも

大人から子供、ゴミをあさってる野良犬まで

誰一人そこから逃げ出すものがいない。

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少年:「これでいい?」

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wallpaper:61

兵士:「捕まえる手間が省けるぜ(笑)」

Concrete
コメント怖い
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