見えない

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これはｙ県にある遊園地の有名なお化け屋敷で起こった実際の体験です。

そのお化け屋敷の名前は伏せますが、日本人なら知らない人はいないのではないでしょうか？

…そうです。あのお化け屋敷です。

有名ですよね？怖さも長さも、そして本当の心霊スポットである点も。

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その噂について、半ば半信半疑で入った私は痛感することになります。

【火の無いところに煙は立たない】と。

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そもそも、霊はほぼ8割が恐怖から見えてしまう幻覚・誤認だと言います。

私は、この場所で目撃された霊に関してもその類だろうと高をくくっていました。

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女友達5人で、そのお化け屋敷へ入りました。

やはり世界一と謳われているだけあって、なかなかのクオリティです。

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ここで一つ。皆さまに伝えたいことがあります。

私は、純粋にお化け屋敷を楽しめない系女子です。

過去にとある迷路型のお化け屋敷で、散々迷った挙句、スタッフの落ち武者さんに道を聞くために腕を掴んだ際、驚かせてしまったようで、その方が気絶してしまったり、特殊メイクのリアルさに感動してマジマジと鑑賞してしまったり…まあそんなこんなで、このお化け屋敷でも、友人たちに半ば怒れられながら先へ先へと進みました。

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お化け屋敷も終盤に近付いて来て、やはり噂はただの噂か。

そんな風に安堵した私でしたが、最終の部屋の少し手前でそれは起こりました。

急に足首を何かに掴まれ、派手に転んでしまったのです。

友人は唖然としつつも、半笑いで私を起こしてくれました。しかし2.3歩歩いたところで、また転んでしまったのです。少しざわつく友人たち。私も不思議に思いました。

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霊の気配が全くしないのです。

足を掴まれた。その感覚はあっても、霊の姿が見えない。空気を察知できないのです。

初めての経験に私は戸惑いました。立ち上がろうとするも、今度は上から何かに押さえつけられているようで、立ち上がるどころか全く動くことが出来ません。

リタイアという形で、友人に支えられるように屋外へ出ました。

屋外へ出た瞬間、先程までの感覚が嘘のように身体が軽くなりました。

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それから何度かｙ県の遊園地へは訪れているのですが、そのお化け屋敷に関しては、リニューアル工事の為封鎖、点検工事の為運休、など相次ぐ運休で初期に訪れてから5年以上経ちますが、未だにリベンジ出来ていません。

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私が霊の存在を認識しているが、目視出来なかった。

相次ぐ運休により、そのお化け屋敷には上手い具合に入れない。

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この二つの因果関係があるのか無いのか…

皆さまはどう思われますか？