短編2
  • 表示切替
  • 使い方

私が体験した本当の話です。

いつものように普通に寝ていると、右耳に違和感を感じた朝方四時半。

ゴミでも入ったか?そう思って指を突っ込んでみた。

コリッ

何かに触った・・・それを合図に耳の中でナニかが動きだした。

気持ち悪い感覚に何を思ったか洗面台に行き水を手に取り耳に注入・・・

再度、指を突っ込んでみる。

突然の水攻め&指挿入に中にいたAさん(名前つけてみた)はビックリ!狭い耳の中を奥へと逃げて行った。

どうやら虫のようだ・・・

耳の持ち主の私は耳の中で繰り広げられるAさんの冒険にいっそトドメを刺してくれと思いつつ、

一人洗面台で格闘すること三十分以上・・・一向に決着が着かないまま耳を押さえて父ちゃんに助けを求めた。

父ちゃんに耳の中を見てもらったりしているうちに時計も六時半を回ったので耳鼻科に電話をすると八時半頃に来いと言われた。

それまでの時間、私はAさんと壮絶な死闘を繰り広げていた。Aさんも狭い耳の中に長時間いたせいか大分お弱りになったようだ。

そして八時二十五分!すぐさま耳鼻科にGOした私と父は受け付けに再度事情を説明・・・・

五分くらい待って穏やかそうな先生に耳を見てもらった、すると先生は耳の中に薬を注入!Aさんは最後の抵抗も虚しく耳の中で息絶えたようだった。次に先生はおもむろにメッチャ長いピンセットを取り出し耳に突っ込んだかと思うとAさんを一気に引きずり出した!先生は出てきたAさんを見て少し驚いているようだった。

そして引きずり出されたAさんと初対面のとき・・・

ドキドキ ドキドキ!

なんとAさんは・・・・・・・・・・

あかい・・・・・・・・

小さな・・・・・・・・

ゴキブリっだったのです!!!!!

先生に耳から美味そうな匂いがしたんだろうと笑いながら言われましたが、こっちは笑い事じゃすまねぇんだよ!!(怒)

そのあとAさんを持って帰り家族に見せた後、Aさんの遺体はうちにあるストーブで火葬しました。

それ以来、ゴキに対しての扱いが前にもまして酷くなったのは言うまでもありません。

今でも耳の中が無性にかゆくなる時があります。

以上が私が体験した恐ろしい話です。

みなさんも急な来客にはご用心を・・・。

マジで焦ります!耳なんて特に・・・です!

怖い話投稿:ホラーテラー ペラペライオンさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ