短編2
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怪奇事件

とあるラブホテルで男女の惨殺死体が発見された。

二人が並んで寝ている所を布団の上から何十回もナイフで刺して殺害するという残忍極まりない方法だった。

部屋は内側から鍵が掛けられており窓も閉まっていた。そもそも部屋は5階にあり窓からの侵入は不可能だった。

警察は当初このラブホテルの従業員を疑う。

当時一人で夜勤していた従業員がフロントから鍵を開け室内に侵入犯行に至ったというのが考えられる唯一の方法だったからだ。

しかし従業員には動機がない。

捜査に行き詰まった頃重要な証拠が提出された。

ラブホテルのオーナーが個人的な趣味から部屋に隠しカメラを設置しており犯行現場の部屋を隠し撮りしたテープを持って来たのだ。

オーナーは従業員の逮捕のすぐ後テープを提出しようとしたのだが事前に内容を確認した際、驚愕の事実を知り自身に災いが及ぶのを恐れ躊躇った。

そのテープを検証し従業員は釈放され事件はお蔵入りとなった。

テープに映っていたのは

二人が寝静まった後

ベッドの下からナイフを持った男が現れ滅多刺しするシーンだった。

その後男は再びナイフを持ったままベッドの下へ潜り込む。

従業員が部屋の異変に気付き死体を発見した後、警察が到着するまでオートロックだった部屋には再び鍵が掛けられており出入口の防犯カメラにも男の姿は写ってはいなかった。

無論現場検証の際ベッドの下も捜査したが男は発見されずナイフも発見されていない。

何より捜査を混乱させたのは布団の上に人が乗った形跡が無かった事だった。

創作です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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