短編2
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赤い部屋

あるタクシードライバーの話です。

彼は、勤務地の町から彼の家までは、山を一つ越えなくてはいけない所に住んでいました。

その日は雨の日でした.

今日もなかなか客が少なかったな.夜の12時も回ったし、そろそろ帰るか

と、帰路についていると帰り道の山道で赤い服を着た髪の長い女の人が立っていました。

体は細くて黒髪で うなだれていて顔はよく見えませんでしたが、

手を上げ、タクシーを呼んでいるので、気持ち悪いとは思いながらも

彼は客として無視するわけにはいきませんでした。

彼女を乗せると 彼女は山の奥の住所を言いました。

その住所に着き 彼女は降りると歩いて山の更に中へ行ってしまいました。

こんな夜遅く、女の人一人で山の奥に行くなんて もしかして自殺しようとしているのか.

と感じた彼は 彼女の足跡を追っていきました

しばらくすると、辺りが木に囲まれた所に

古い別荘のような家が建っていました。

これで引き返せばよかったのですが 彼は 彼女の雰囲気といい、何か無性に気にかかって

もしかしたら家の中で自殺しているかも

と 思い、家を覗いてみることにしました。

家の鍵穴は古い鍵穴によくあるような形で 鍵穴から十分中の様子をうかがうことが出来るものでした。

恐る恐る 鍵穴を覗いてみると、

家の中の様子は

真っ赤でした.壁紙も全て。

一瞬だったのでよく分からなかったのですが、彼は怖くなり、走ってタクシーまで戻りました。

きっと疲れていたに違いない。全部真っ赤なんて有り得ない。

と思いながらも、薄気味悪く思った彼は、

山を下った所にある 定食屋に立ち寄り、店の主人に

山奥に住んでる女の人を知っているか。

と聞きました

すると、店の主人は言いました.

「あーあんた、彼女に会ったのかい。彼女、少し人と変わっていてね。

目ん中が真っ赤なんだよ」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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