中編3
  • 表示切替
  • 使い方

石の中身

お久しぶりです

ちょっとゴタゴタしたり忙しくて

なかなか話を書くことが出来ませんでした

ではでは

この話は四年前の話です

Yとの一連の出来事を話したいと思います

よろしくお願いします

nextpage

music:5

なんとはなくボーッとしていると

Yから一通のメールが来た

nextpage

Y「見つけたぞ〜」

私「なにがでしょう?」

Y「お前の探してた石」

私「えっ?何か探してましたっけ?」

Y「ずいぶん前に探してるって言ってたろ?」

私「忘れました」

Y「まぁいいや持ってく」

nextpage

そんなメールがきてから1ヶ月経ち

Yと会う約束をした場所に行くと

なんとも言えない悪寒がする

帰りたい

めんどくさい

死にたい

えっ?

今なんて思った?

前方からYが歩いてくる

「はぁ〜」

周囲の空気を毒すかのように

私はため息をついた

Y「よー元気かぁ?

あんよー探し物してただろ?

見つけたぞ〜」

私「はい?」

Y「見るだろ?確認するよな?」

私「いえ…いいです……やめておきます」

Y「んなこと言うなよー

やっと探し当てたんだぞ?

苦労したよ」

私「頭いたいし、気分も悪くなってきたから

帰りたいです」

Y「帰さねぇよ!」

nextpage

いきなりYの言葉に力がこもった

私「どうしてですか?」

Y「いいか?よく聞けよ?

今から見せるものは、

見た目はただの石だ!

だけど触れば全部思い出すはずだ」

私「もう……卒業しましょうよ?

オカルトチックな話とか霊だオバケだって

私達はもう大人ですよ?」

Y「あんなぁ?

そうしたいならちゃんとケジメってもんをつけろや」

私「意味がわかりません」

Y「とりあえず見てみろ」

nextpage

そう言い切るとYは紫色の絹の布を鞄から出した

その布はなぜか物凄く嫌な気がした

Y「よくみろ」

そう言って布を広げていくと

こぶし大の大きさの真っ白な石が出てきた

私「これがどうしたんですか?」

見てるだけで吐き気がこみ上げてくる

Y「触れ……触れてみろ」

そう言われゆっくりと手を伸ばし

石に人差し指が当たった

nextpage

瞬間に色々な感情を一気に思い出してしまった

Y「思い出したろ?

それがお前が中坊の時に受けてた痛みだ

苦しいだろ?

それがお前が中坊の時に感じた苦しさだ

そうやって苦しくて

お前は元の人格をこの石に移した

そろそろ元の人格を身体に帰してやったらどうだ?」

Yが何を言いたいのか頭では理解できる気がするが

心で分かることを拒否してる自分がいて

分かろうとできなかった

そんな私を見て

Yは続けて言葉を続けた

Y「なぁ?てつや?

ひろに成り代わろうとしても無理なんだよ

いい加減、戻して受け入れて前に進めよ

俺はよ?

一度としてお前を名前で呼んだことあったか?

お前は俺の知ってる「ひろ」じゃない

なんでこんなことした?

お前は高校3年の冬で止まってる

苦しかったのは分かる

けどな?大人にならなきゃいけないのは

お前なんだよ

痛みを受け止めて前に進もうとしないと

お前は自分を見失うだけだ」

私はそれを受け入れることができない

どうしても認めたくない

Y「今からお前の身体に「ひろ」を戻す

苦しいだろうがお前は奥に引っ込んで

記憶をひろに渡せ」

私「それは嫌です」

Y「なら、

お前がこの石に入れ

身体は「ひろ」に返せ

返事は聞いてない

無理矢理にでもやる」

nextpage

そういうとYは石を私の胸に押し当てて

ブツブツと何かを唱えた

麻酔をしているように

意識が遠くなっていき

視界は完全な真っ暗になった

nextpage

次に目を開けたのが

私での記憶になり

今、この話を書いている私の記憶になります

……………

…………

………

……

分かりにくいですよね

私も上手く書けないんです

この部分だけは

記憶が映画のスクリーンを

見ているようになってしまっていて

この後すぐは

ごちゃごちゃに記憶が混ざってしまって

上手くまとまりません

nextpage

お耳汚しになってしまいましたが

またの機会に

ではでは

Concrete
コメント怖い
5
10
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ

怖ポチありがとうございます

返信

珍味さん
コメントありがとうございます
お久しぶりです
名前を変えてみました
今後のことは書ける時にまた色々と書いてみようかと思います
よろしくです

返信
表示
ネタバレ注意
返信
表示
ネタバレ注意
返信
表示
ネタバレ注意
返信