短編1
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叩く音

music:7

今日も雨…

music:4

俺は今、安いアパートの一階の角部屋に住んでいる。

今日の仕事はなんか変に疲れた。

家に帰ってからはすぐに飯を食い、お風呂に入った。

風呂を上がると明かりを消してベッドで横になる。

目をつぶり、ぼーっとしてると近くを通っている電車と雨音が聞こえてくる。

遠くから聞こえてくる踏切と雨音でそこはかとなく悲しくなる…

時間は夜の8時くらいだろうか…

自分でも知らないうちに意識がなくなっていた…

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sound:14

shake

バン!バンバンバン!!

music:6

音がした!誰かが窓を叩く音だ!

いつも俺は眠りが浅く、小さな音でもすぐ起きる。

急に起こされたのが少し頭にきて、音が鳴り止んだ瞬間に ばっ!っと窓を開けた。

しかしそこには誰もいなかった。

ベランダがあって前に少し庭があるがこんな遅い時間に人なんてみたことないし、さらにベランダは170cmの俺でもよじ登らないと超えられないほど高い。

なので人がいたとは考えにくい。

music:4

少し引っかかる点がある…

それは俺が引っ越したときのからある庭の端にある小さな古びた祠…

よーく目を凝らすとそこの祠の奥には深い闇が広がっていた…

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