短編2
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危険な習慣

俺は、彼女がいるわけでもなく目立つような人でもなかったからなにか物足りない生活を送っていた。

そんな俺にも興味のある事ができたんだ。

怖い話だ。怖い話を見てるときはワクワクが止まらなかった。

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でも長くはもたなかった。怖い話も有名どころは読みきり、また退屈な生活が続いた。

そんなある日、ネットで色々調べ物をしていたら目に止まる記事があった。

「夢日記」だ。

夢日記はその日に見た夢を覚えているだけ書いて、現実での日記もつけていくものだ。

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ネットには、夢と現実の区別ができなくなるなど興味のそそられることが書いてあり試したくなった。もちろん俺は次の日から夢日記を書いた。最初は夢を見ていても起きたときにはほとんど忘れていて、出てきた人くらいしか書けなかった。

しかし、夢日記を付け始めて1ヶ月ほど経つと夢の内容をほとんどを日記につける事ができるようになっていた。

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その頃から、おかしなことが起こり始めていた。夢であったことが現実で起きているような感覚があった。デジャヴというか、その日に見た夢がその日に起きてるんだ。正夢と言った方が正しいのかもしれない。

これがネットに書いてあった区別がつかなくなることなのかもしれない。

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しかし、それだけでは終わらなかった。

俺は幻覚を見るようになっていた。もう1人の俺が後ろをついてきている気がするんだ。

気を抜いた瞬間、肩を掴まれそうな気がしてすげー怖いんだ。でも、夢日記はやめられなかった。

夢でもう1人の俺が止めたら消すと毎日のように言ってくるんだ。

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現実と夢の区別がつかなくなるってのは本当だった。幻覚を見るようになるなんて情報はなかったのに…

毎日が恐怖でもうずっと夢の中にいたいとまで思うようになってきた。

もう俺はもう1人の夢の中の俺なのかもしれない。夢日記を止めたらどうなるのかもわからない。

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たぶん今は夢の中ではないから俺の後悔を誰かに聞いてほしかった。

夢日記は興味本位でやってはいけないと誰かに1人でも多く伝えたい。

今も俺の後ろにはもう1人の俺がいて恐怖でどうにかなってしまいそうだ…

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