短編2
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ストーカー

これはある若いOLの人が体験した話しです。

その女性は、あるマンションの一室で一人暮らしをしていて、ストーカーの被害に悩まされていました。

会社の帰り道に物陰から見られているような気がしたり、自分が出したゴミが漁られていて、女性は困っていました。

中でも女性が特に悩まされていたのは、毎晩夜遅くにかかってくる無言電話でした。

その無言電話は、女性が電話をとるまで鳴り続き、電話を切っても、何回もかかってきました。

そのせいで女性は眠れず、段々とストレスも溜まっていきました。

ある日、女性はとうとう怒って言いました。

『あなた何なんですか!言いたいことがあるならハッキリ言って下さい!気持ち悪い!』

すると長い沈黙の後、男の低い声で

『……殺してやる……』

という声が聞こえ、その後荒々しく電話を切られました。

女性もさすがに怖くなって、警察に電話をしました。

そして次の日の昼頃、女性の通報を受けて、一人の警察官が女性の自宅を訪れました。

その警察官は、電話に逆探知器をつけて部屋を出ていきました。

それで犯人の位置を突き止めて捕まえるということだそうです。

そして、またその日の夜も電話がかかってきました。

プルルルル

プルルルル

ガチャッ

女性は恐る恐る電話をとりました。

しかし、電話はいつものように無言ではなく、電話からは狂ったような笑い声が聞こえてきました。

『クックックックッ…』

女性は怖くなり、電話を切ろうとしましたが、逆探知の事を思い出し、踏み止まりました。

しばらくして、今度は女性の携帯に電話がかかってきました。

昼に女性の家に来た警察官からでした。

『もしもし?〇〇さんですか?

突然ですが、今すぐ外に出て下さい!』

女性は意味が分からず

「はい?」

と聞きました。

すると警察官が

『逆探知の結果が出ました!

電話は、あなたの家の中からかけられています!』

女性は急いで電話を切り、部屋を出ました。

そして、電話の切れた部屋の中にはまだ、男の笑い声が響いていました…

怖い話投稿:ホラーテラー マスダさん  

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