「怖い」をつけてはいけない話の内容

短編2
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「怖い」をつけてはいけない話の内容

世の中には悪い人がたくさんいますねぇ

これは悪い奴を懲らしめる話なんだよ

でさー

超高層マンションのある部屋で男は

次の事業の計画をたてていたんだよね

この男は騙しとった金で事業をしている極悪人なんだよ。

で、その男曰く成功の秘訣は

「高齢者から金を巧妙に巻き上げる。

時には若手の資産家からも金を頂く。

なぁに犯罪にならない程度にやってるさw

最近はバカ女から1億ももらった。

確かあの女は破産したらしい。

その後自殺したらしいけど、

勝手に死んだ奴が悪いんだよ。」

だ、そうだ。

反省していないのは目に見えている。

運悪く、その話は被害者の会の人達の耳に入っちゃったんだ。

被害者の会の集会では

「1億円も騙されたのよ!」と女は涙ながらに言ったんだよ。

そしたら

「老後の為にと貯金をしていたが全部なくなってしまった…」

と老紳士は悲しげに言ったのさ。

被害者の会はざっと30人。皆さんすっかりご立腹。

ある時、団体で男のマンションに押し入った。

「セキュリティーはどうしたって?」

そんなの団体様には関係無い。

さてさて皆さんは男の部屋の前に集合した。

「30人も集まるなんて凄い偶然ですねだって?」

いや、これが普通だから。

男は苛立った様子で電話をしていた。

切り終わった後も男は悪態をついていた。

女は意を決して背中を叩いた。

振り返った男の顔に恐怖の色が浮かんだ。

「お前は…死んだはずだよな…」

そうです、この団体のメンバーは全員死んでいたのです。

女はニヤリと耳まで裂けた口で笑って消えたけど、

その日から皿は飛ぶし、毎晩金縛り。

玄関開ければ故人の説教大会。

会議中にも出てくるから、さぁ大変。

仕事すらできなくなってしまいました。

男は引っ越しても引っ越しても着いてくる幽霊に怯えて

大きなお寺に逃げ込んじゃった。

そこの坊さんの強いことときたら我ら幽霊も真っ青だよ。

まぁ皆さんはそんなこんなで成仏できなくなってしまいました。

発散する相手がいないから現在呪う相手を募集中です。

そこの人、「怖い」を押しても良いのかな?

押したのであれば、きっと遊びに来ますよ。

今度は死ぬまではなしませんからねぇ。

追伸

そういえば新たなメンバーにA君が入ってきましたよ!

Concrete
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