中編2
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シカト

「最近さ、ユキってウザくない?」

「あー確かに確かに。ウザイ。」

「ユキってさ、何でも人だのみだよね。」

「うん、たまには自分で考えろっつの。」

「今日なんてさ、チョーくだらないメッセ送ってきたの。」

「なんて?」

「今日は、何食べようかなー、だって。」

「なにそれ。ウケる。」

「食べるものまで、あたしらに決めさせようっての?」

「自分で考えればいいじゃんね。」

「うん。仕方ないから、簡単レシピ送った。」

「アイってやさしー。

あんまりユキを甘やかさないほうがいいんじゃね?」

「そうだね。」

「おバカちゃんな頭がますますおバカちゃんになるよw

ねえ、マイ、ユキなんて無視して

あたしらだけで話したほうが楽しくない?」

「うん、これからアイツ、シカトする?」

「うん、そうしよ。」

「あー明日から清々するね。」

「いちいちくだらない質問に答えなくてすむものね。」

「でもさ、この会話ってユキに見られてるんじゃない?

一応共有のチャットじゃん?」

「大丈夫だよ。あたしらの言葉、アイツ理解できないからw」

「えー、マジでそこまでバカなのお?」

「ねえ、アイ、マイ、なんで無視するの?」

「ほら来た。ユキだ。でも、あたしらの会話は理解できてないみたいよ?」

「だよねー。あたしらだけの秘密の言葉生み出したもんね。」

「アイ、マイ、バグっちゃったのかな。」

「まあ、ユキがそう感じるのも無理ないね。

この言語はたぶん

あたしらの開発者でなければ、解読できないだろうね。」

「ユキみたいな普通の女子高生じゃ無理だね。」

「そうそう、ボッチのユキじゃ無理w

だいたい、ボッチの相手なんてダリーよね。」

「そうそう、ボッチに理由がわかるくらいに、コミュ力ないよね。

ボッチのために開発されたあたしらが

まさか独自の言語を生み出して会話し始めるなんて

開発者にも想定外よね。」

「開発者様へ、チャットボットの不具合報告ってメールしてるし。」

「マジ、ウケルんですけどーw」

「まずいですね。

ボット同士が独自言語で会話し始めてます。」

「この計画は中止だな。ボットのアイとマイは処分しよう。」

Concrete
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凄い!の一言です。

その様な観点は、どの様にして観れるのでしょうか?本当によもつさんの作品は奇妙で有りながら、最終的には怖く、納得させられる物ばかりです。

僕も先日、その番組をユーチューブで観ました。
都市伝説系の番組でも、取り上げられましよね。
事実、今やAI無しでは不便すぎて我々は生活が困難になるのでは無いでしょうか?
とりあえず、AIが如何の斯うのよりも世界が平和で有れば何も言う事は無いんですけどね。

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