短編2
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家族を消して

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僕は、家族が嫌い

家族は、僕をいつものけ者にする。

旅行に行くときも、外食するときも、

いつも僕は家の中だ。

本当に僕はここの家の家族なのだろうか?

そう考えることが多々ある。

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姉「ユウタ、家族みんなでレストラン行ってくるから、お留守番宜しくね」

バタン…カチャリ…

僕の家はマンションの七階。

僕は窓に近づいた。

僕だって、レストランで美味しいハンバーグ食べてみたいし、遊園地で観覧車に乗ったりしてみたい。

なのに、みんな僕をのけ者にするんだ。

僕「家族みんな消えてしまえばいいのに」

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すると、窓からだれかがスッと入って来たんだ。

猫?

猫「やぁ。お困りのようだニャ。」

僕「しゃしゃしゃ喋ったぁ!?」

猫「あ、驚いた。ということは、狂って家族を消したいとか言ってる訳じゃないんだニャ?」

すると、猫は空中で一回転して人の姿になった

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死神「僕は死神…君の望みを叶えてやろう。特別に……」

僕「じゃあ、家族を消して❗」

死神「即答かい。じゃあ、いち、にの、さん。」

死神が指をならした。

死神「これで、君の望みは叶ったよ。じゃあねぇ~。ヒヒヒ…」

死神は消えた。これで、家族は消えてくれた。

僕は自由…

姉「ただいま~」

…え?

消えてない?

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……僕は、全てを理解した。

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shake

僕「うわああぁぁぁぁァァァ!!!

いやだぁぁぁぁァァァ!!

元に、元に戻してぇぇぇェェ!!」

「僕」は、その後、そこで自殺した。

あいつの魂は、飢えてる死神たちにとって

最高の味だったそうだ……

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死神「やぁ。死神だよ。話は終わった。解説の時間だ…

姉が、『家族みんなで~行ってくるね』と言ったんだ。

つまり、「僕」「は家族みんなで」に、含まれていない。

ということは、本当の家族じゃないのさ。」

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死神「つまり、僕、死神は彼の本当の家族を消したのさ。

ん?かわいそう?知ったこっちゃないよ。

彼が望んだことなのだから。

久々に悲惨な結末を見れて、愉快だったよ。ヒヒッ。

でも、まだ退屈だ……でも、僕は美味しい魂が何処にあるかもう知っている…」

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shake

次は君だよ…

マッテイテネ

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