短編2
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第一発見者

これは創作です。

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俺の名は泉修。

年は大学に入ったばかりの若い歳を想像してくれ。

普通の大学生。

友達だって家族だって普通にいる。

だが、俺には他の人と違う面がある。

それは...

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警察「あなたが第一発見者の泉修さんですね?」

泉「はい。そうです。」

警察「死体がどのような状況だったのか教えて頂けないでしょうか?」

泉「えっと...」

そう。俺はよく第一発見者になるのである。

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警察の事情聴衆が終わり、俺は警察署を出ようとした。

?「泉くん!」

俺は聞き覚えのある野太い声に反応した。

泉「?あっ橘警部!」

橘「おっ!覚えててくれたんだな。」

泉「もちろんですよ!忘れるわけないじゃないですか。」

橘「それよりもまた第一発見者何だって?」

泉「そうなんですよ...」

橘「大変だな。」

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この橘警部は俺が第一発見者になりかけの時110番通報して電話に出た人だ。

橘警部はいつも俺が第一発見者だった為俺が犯人とか言い出したりしていた。

でもいろいろお世話になった人でもあった。

俺がいつも殺人、事故、自殺、ましてや死ぬ瞬間までも見ていたため、気を悪くしたのを

気にしてくれていた。

俺は少しの間橘警部と話をして警察署をあとにした。

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俺はこの警察署から電車で20分の20階建ての高層マンションに住んでいる。

その為俺は駅のプラットホームで電車を待っていた。

ドサッ…

その音に俺は気づいた。

線路の上に女の子が倒れていた。俺は助けようと線路に降りた。

プワン…

電車の音が聞こえてくる。皆がざわつく。悲鳴も聞こえる。

キキキッーー

耳がつんざくようなその音。女の子は俺の目の前で轢かれた。俺はまた助けられなかった。

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俺は病院のベッドにいた。橘警部によると俺から電話を掛けて到着したところ俺は血を流して倒れていた…

橘「なぁ。泉くん。君はいつからそうなってしまったんだ?」

俺「小学生の頃だと思います。最初は驚きましたけど」

橘「もし俺が全部仕向けたとしたら?」

俺「えっ。信じませんけど?」

あのときの橘警部の沈んだ顔は何だったのだろう。

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俺は二ヶ月後退院した。

その帰り道。考え事をしていたら車に轢かれた。赤信号だった。

轢いた男の顔は橘警部に似ていた。

次は自分の死体を見つけた。

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これでまた第一発見者だ

Concrete
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