中編3
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深夜のドライブ

この怖い話は私の友人2人に起きた出来事です。

その出来事は彼らが18歳の時の話です。

彼らは高校3年生で、非常に自動車に興味があり

18歳になったという事で運転免許を取りました。

彼らは不良などの類ではないのですが 学校に何人かはいるチャラチャラした感じの性格をしていて

未成年なのにも関わらずお酒を飲んだりもしていました。

ある日、彼らは深夜2時まで自分達の家でお酒を飲んだり、車の話をしたりして楽しく話していましたが片方の友人がいきなり 友人A「暇だからドライブに行こうぜ!」などと突拍子に言ってもう1人の友人も乗り気で 友人B「よっしゃ行こうぜ!」と車でドライブに行きました。

当然飲酒運転ですが、運転手の友人Bはお酒を微量に飲んでるだけでベロンベロンに酔っているわけでなく、もう1人の友人Aは酔いが早く すでに泥酔状態でした。そしてすばらく進みトンネルを抜けた先の事です。友人B「だれか人が立ってない?」友人A「あーほんとだ。おばあさんがなんか居るな」友人Bはこんな深夜に何をしてるんだ?と少し怖がりましたが友人Aは酔いが酷く、正常ではない様子でいきなり

友人A「おばあさんー!何してるんですかー?帰るなら乗せていってもいいですよー?」と叫んで

無理矢理ブレーキをかけて乗せようとしました。

友人B「おいっ!バカ!気味悪いからやめようぜ…」

友人A「いやー困ってそうだからほっとけないじゃん

送ってあげようぜ!」お酒の力は怖く普段そんな正義感などない彼が最もらしい正義をぶつけてきます。

仕方がないので乗せることにしました。

おばあさんはぺこりっと頭を下げて、後部座席に乗り、行き先を教えてくれました。

意外と怖くも何とも無く たわいもない会話もしながら進んで行きました。

友人B「いやーこんな夜中は危ないんで気をつけてくださいよー」おばあさん「すいません。助かります」友人B「Aも良いところあるよなー怖いからやめようと思ったけど親切はするべきだよなー!」

友人A「……」友人B「ん?どした?」

友人A「……」友人B「どうしたんだよ?」と横を振り向いた瞬間、Aは先ほどまでの、酔いや笑顔が消えて真っ青な顔で怯えていました。

友人B「お、おい!大丈夫か!?」

友人A「い、いや、いや、やべぇわ…」

友人B「体調悪いんなら言えよ!飲み過ぎだ!」

友人A「ちがうよ!!おばあさんがやべえんだって!!」

友人B「はぁ?何が!」

友人A「鏡見てみろよ!!」

とルームミラーを覗き込んでみると、おばあさんの足が無いのです。

友人A「マジでやべぇ…どうなってんの…」

友人B「お、おい、で、でもあのおばあさん立ってたんだぜ!?足が何で…」

と彼らは完全に怯えきっていました。

無言の空間が続きついに彼らは決心しました。

友人A「お、おい!いっせーので振り向くんだ…わかったな!」

友人B「よ、よし!わかった!」

そして恐怖のあまり震えながら後ろを振り向いた瞬間に!!?!

おばあさんが正座していたのです。

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