短編2
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本当は怖い童話

どうもキリンです。

これを読む前に「廃墟の学校」を見てもらえたら嬉しいです。

どこかのアニメで見た話 にアレンジを加えてみました。

あるところにシンデレラという女性がいました。

シンデレラはとても美しい女性でしたが、着ている服はボロボロで靴も履いていません。

シンデレラには義理の母と姉2人がいました。

その3人に毎日、毎日心も身体もボロボロになるまで働かされていました。

ある日、王様の城でダンスパーティーが行われことになります。

しかし、シンデレラには着ていくドレスがありません。

そして、姉達にも

「あんたは家で掃除でもしてなさい。」

と言われてしまいます。

シンデレラが掃除をしているとひとりの老婆が訪ねて来ました。

老婆は

「事情は知っているよ。」

と、言って綺麗なドレスとガラスの靴をくれました。

そして、ねずみを馬車にかえて城まで連れて行ってくれました。

シンデレラは王子の目にとまり、楽しいひとときをすごしました。

12時になり魔法がとける時間になりました。

シンデレラはあることを思い付きました。

それは靴を忘れていき、王子に自分を探させるというものでした。

シンデレラは計画通り靴を一つ忘れていきました。

そして、シンデレラの思惑通り王子は探し始めました。

二日目にシンデレラの家にやって来ました。

すると一番上の姉が

「それは私の靴です。」

と言って履こうとします。

しかし足が大きくて入りません。

母は姉に

「かかとを切りなさい。」と、言って斧を出してきました。

そしてかかとをきりました。

「ギャァァァァァァ!」

シンデレラは家の奥でひとり、その様子を見ながら笑っています。

王子は

「ガラスの靴がこんなに汚れてしまった。この女を処刑しろ。」

姉は兵士達に連れて行かれました。

次に2番目の姉が

「本当は私のものです。」

と言って、履こうとします。しかしギリギリで入りません。

そこでどうしてもお金が欲しい母は、

「足の指を切りなさい。」

と言って、斧で姉の指を切り落としてしまいました。

王子は

「また汚れてしまった。この女を処刑しろ。」

と言い、姉は兵士達に連れて行かれました。

そして最後にシンデレラが

「それは私の靴です。」

と言って靴を履いて見せます。すると、

「おお、あなたこそあの夜の女性だ!」

と言いシンデレラを妻にしました。

そして、シンデレラの思惑通り、幸せを掴むことができました。

「おねぇ様達のことは予想外だけど。ウフフフフフ・・・。」

おしまい。

本当は怖いシンデレラさんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー キリンさん  

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