中編3
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原因不明の病気

このお話はまず聞いた皆さんにも何らかの影響が出るかもしれないということを伝えておきます。

もし、何が起こったとしても自分は責任が取れないので、それを了承した上で読んでいただけたらと思います。

拙い文で申し訳ありません。

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これは自分が小学4年生の時の実体験の話です。

幼い頃から自分の家族は霊感がなく、怪奇現象や、心霊体験とは無縁でした。

ある日、家に帰ると母親が

「〇〇、明日からお母さん仕事始めるから。」

「ふーん。なんの仕事するの?」

「✕✕✕」

それは地元では有名な葬儀会社でした。

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今でこそ流石に嫌だな。とは判断できるんですが当時は自分も子供で、ましてや怖い体験などしたこともなかったのであっさり了承してしまいました。

しかし、母親が働き出してから自宅で奇妙なことが起こるようになります。

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誰もいない2階からの足音

深夜のラップ音

誰もいないはずの風呂場の窓を誰かが叩いている音

これが毎日のように続きました。

不思議なもので最初は怖いと感じるんですが、毎日起こるとだんだん慣れてくるんです。

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そんな日々が続いたある日のことでした。

友達の家から帰ってくると母親が青ざめた顔をして座っていました。

「どうかしたの?」

なかなか話してくれない母親に何度か聞いてみると、仕事中に怖い体験をしたそうです。

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簡単に内容を話すと、

葬儀会場の後片付けをしている際、地下にある倉庫にガムテープを取りに行ったそうです。

倉庫は人ひとりがやっと入れる位の大きさ。そこに女性物のブラウスが落ちていたそう。

誰のものだろうと拾い上げた時、倉庫の扉が「バタン!」と閉まり開かなくなったそうです。

すぐに同僚が来て、開けてくれたそうですが、

なぜすぐに閉じ込められたことに気づいたのか母親が尋ねると、地下の階段に降りていく時、母親のすぐあとに黒いモヤみたいなものが一緒に降りていくのが見えたそうです。

ちなみに、その後を倉庫をいくら探してみても何故かブラウスは見つからなかったそうです。

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正直あまり、信じていませんでした。

家で奇妙なことが起こることはあるが実物を見たこともなかったので。

しかし、その夜とんでもないことが起こりました。

母親が救急車で運ばれたのです。

突然夜中に目を突然開けて起き上がり、金切り声のような大きさで叫び、全身を痙攣させながら倒れたのです。

幸い、しばらくすると意識も取り戻し命に別状はありませんでした。

しかし、病院で検査をしても全く原因が判明しません。医者にも「こんな事例は見たことがない」と言われるほどでした。

この原因不明の出来事は週に2回ほどのペースで起こりました。だいたいは深夜の2時から3時頃。

10分から15分ほど痙攣してまた普通にスヤスヤと眠り出す。

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そんなことが続いて3ヶ月ほど経った頃。

母親が体調を崩し布団で眠っていた時でした。

夕飯が出来たことを母親に伝えるため寝室に入ると、母親が目を開けたまま仰向けで寝ていて、天井をじっと見つめていました。

母親が見つめている天井を見てみると人の形をした黒いモヤのようなものが張り付いていました。それは突然母親の方にめがけて降ってきました。

その瞬間、母親が原因不明の痙攣を起こしたのです。

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もちろん、父親や、医者にも伝えましたが小学生の自分の意見など信じてもらえる訳もなく結局、原因不明のままでした。

その後、母親は葬儀会社の仕事をやめ、それと同時期に病気も起こさなくなりました。

結局今でもはっきりと原因は分かっていません。

ただこれだけは言えます。

黒いモヤが母親に落ちてくる時確かに聞こえました。

女性の笑い声を

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実はこの話には続きがあります。

が、この話は本当に危険だと言われたことがあるので、今はやめておこうと思います。

グダグダとしてしまいましたが最後まで見ていただきありがとうございました。

もし、原因不明の病気が起こったら少し心霊のことを疑ってみることをお勧めします。

Concrete
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