中編3
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彼女の料理

以前雑誌に搭載されていた話し。A氏は加奈子と言う女性と付き合い、同棲をしていた。加奈子は看護婦をし家事なども全てこなすいい女であった。料理も凄く上手で、A氏は加奈子の作る料理を毎回楽しみにしていた。

しかし、ある日を境に料理に異変が起きてくる。

最初は味付けがおかしかっただけなのだが、しだいに、見るも無残な料理が並ぶようになった。ある日、大きな鍋が夕食に出され、加奈子が皿につぐ。盛られた物を見てA氏は言葉を失った。

皿にはクリクリとした目玉が浮かんでいた。

加奈子は「それは猿のよ。体に良いと聞いたから作ってみたの」と言った。せっかく作ってもらった物だからA氏は無理矢理食べた。

ある日加奈子が留守の時、加奈子が仕事用に使っているパソコンの電源を切る為にパソコンに近づく。A氏は固まった。

画面には『人間の解体の仕方』と言う題のサイトが開かれていたのだ。

怖くなったA氏はその日のうちに、荷物をまとめ家を出た。

A氏はアパートを借り、暫くは平穏な日々をおくっていた。

しかし、その暮らしは一ヶ月も続かなかった。

夜仕事から帰ると、ドアに卵やら残飯らしき物がちりばっていた。

この時はただの悪戯か?と思い気にも止めなかった。

でも、毎日の様に同じ事が繰り返され、仕舞いには綺麗にラッピングされた動物の死骸が置かれていた。

この時A氏の脳裏に加奈子の事が浮かんだ。

しかし、以前同棲していた家からは大分離れた場所に家を借りたし、ここに住んでいる事はごく一部にしか知らせていない。

A氏は考えとも仕方がないと思い、ドアの前に散らばっている物を片付けた。

次の日から会社帰りに誰かにつけられる様になった。

歩いても、走っても距離はひろがらない。

それから三日後、その日はつけられている気配はなくA氏は立ち止まり、安堵ため息をつきまた歩きだした。

暗がりのなか歩いていると、前に立つ電柱明かりの下に人が立っていた。

近付くにつれて女だと確認できた。

はっきりとは聞き取れないが、なにかぶつぶつ呟いていた。

A氏は怖くなり、早くその場を立ち去りたい一心で走った。

しかし電柱に居た女も凄い速さで追いかけてくる。

しまいには、A氏に向かって何かを投げてきている。

A氏は怖くて声すらも出せない。

その瞬間何かに躓いてA氏は道に倒れてしまった。

シメタ!と思ったのか、女はA氏の上に跨がり口をこじ開け、無理矢理何かを詰め込んだ。

その後女は素早く去って行った。

A氏は涙と鼻水を垂らしながら、口に入っている物を吐き出した。

ニュチャニュチャしている。

肉の様な感触だった。

月明かりのしたA氏は吐き出した物を確認した。

吐き出した物の中には、人間の指と思われるものや、何かわからないもの、袋に入っていた紙が出て来た。

恐る恐るA氏は袋から紙を取り出した。

『ごめんなさい。

今まで貴方に食べさせて居たのは元カレです。

早く忘れたくて。

許してください。

加奈子』

それを呼んだA氏は気を失いそうになりながら警察に電話をいれた…

何日も捜索をしたが加奈子を見つけだす事は出来なかった…

と言うお話でした。

続きを期待してくださつた皆様

面白くなかったらすいません…

怖い話投稿:ホラーテラー 明さん  

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