短編2
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予知夢

これは私が小学生の時に体験した話です。

当時小学四年生だった私は心霊や怪談にハマっていました。学校でも友達と集まっては怖い話を聴かせたり、ネットから拾い印刷した心霊写真を見せたりしていました。

そんなある日、「ゆーとくん(私の仮名とさせて頂きます)怖い話してよ!」と女の子にせがまれ、またいつものように怖い話を2~3話ほどしてから「もっと聴きたい!」なんて言われたんで何の話をしようかなんて考えていると何故か勝手に自分がどんどん話しているんです。なんて言うんでしょうか、、、口では話せているけど頭の中では「こんな話あったっけ?」っていう感覚なんです。

その話の内容はある男の子が夢で託児所のようなところにいて目の前にはうつ伏せになった0歳と思われる子供がいる。

うつ伏せになると呼吸が困難になり窒息死することがあるので大変危険である。

しかし周りには誰もおらず、夢の中なんて思い通りには動けないので助けることも出来ない。そのまま時間が経った時、赤ん坊が突然その男の子の方を向いて

「おまえのせいだ」

そう言って気がついたら夢から覚めていた。

夢だったとしてもあれはなんだったんだろうな

という内容の話でした。

女の子は若干引いた顔で私を見て苦笑いしていた。

その夜、私はこの出来事が頭の中で引っかかっていた。でも気にしてもしょうがないだろうなんて思ったのでその日は寝た。

私は夢を見た。その内容はなんと昼間に自分が女の子に話していた夢の話を全く同じ状況だった。

赤ん坊がこっちを振り向く、きっとそうだ。

そう思っていたが、振り向くことなく夢から覚めた。気持ち悪い夢見たなぁなんて思っていた程度で深くは考えてなかった。

しかしその5年後、私が中学3年になり受験を控えている年にある事故が起きた。最近出来たばかりの託児所で男の子が亡くなる事故だった。死因は窒息死。うつ伏せになっていた事から呼吸が不可能になり死亡してしまったそうだ。

これを聞き、私は唖然とした。小学生の時に体験した夢と全く同じなのだから。最初はまさかと思った。しかしニュースで当時の状況が詳しくなる度に確信を得た。この赤ん坊は間違いなくあの日見た夢と同じだ。

この話をちょいちょい友達にするが誰も信じてくれない。小学生の時に引いた顔で私を見た女の子以外は。。。。

Concrete
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