短編1
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探偵を殺した話

浮気調査をされていた。

最初はスマホのノイズだった。バッテリーに妙な機械が取り付けられていた。

部屋の受話器をこわしてみると、やはり同じ機械が出てきた。

電灯をよく見てみるとカメラが仕掛けられていた。

くまなく探すとトイレにまで盗撮用のカメラがあった。

専門家に頼んでPCをチェックしてもらった結果、

ありとあらゆるウイルスが特定の探偵事務所から侵入していた。

すべてハッキングされていた。

いつもストーキングされていた。

なぜ女がこれをすると許されるのだろう?

なぜ探偵ならこれが許されるのだろう?

こんなにも酷い人権の蹂躙が、

なぜ女なら、なぜ探偵なら、

なぜ?

まず女を殺してみた。

風呂場での解体中に警察が来た。

3人だけだったので殺してまた解体した。

彼らに罪は無かった。

ただ、探偵をあぶり出すために必要な犠牲だった。

探偵は来なかったが、

こちらも調査は済んでいた。

事務所で探偵の指を一本ずつ切り落としながら、

「わるいと思わなかったのですか?」

と聞いて見た。

何も言わずに震えていたので、つまらなくなって頸動脈を切った。

探偵を殺そう。

ストーカーを殺そう。

愛と嫉妬を履き違えたすべての女を

きちんと殺そう。

Concrete
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