短編2
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実体験 ついてくる

これは私の実体験なのでオチなどがあまり怖くはないかもしれません。語彙力のない私ですがその時の話をさせてください。

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中学2年の夏の終わり頃、いつも通り部活が終わり星が好きな私は空を見上げながら家までの約3キロをゆっくりと歩いていた。時間は19時前後のうっすら明るいくらいだったと思う。

残り1キロ程になると下り坂になり急に街灯も人気も少なくなる、がいつもの登下校の道だ。怖いという感情は全くない訳では無いがほとんどない。

家が見えてきて左側に採石場(したは砂利)がある。私は星を見ながら歩みを進めていた時、

何らかの音を耳が拾った

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「ッカラーン、カランカランカラン」

空き缶だ。空き缶が転がる音だ。

音は左側の採石場から聞こえてきた。

この採石場は夜になると車の出入りができないよう立入禁止のガードレール?が置かれ、人気はないのはもちろん明かりひとつない。

今日はほぼ無風だ

なぜ空き缶が倒れたのかを頭をフル回転させていた。カラスか?いや、もう山に帰っている、小動物か?わざわざ採石場に?なんだなんだなんだ

考えすぎだな、ビビってもしょうがない気のせいd

shake

「ッタッタッタッタ」

「ッタッタッタッタッタッタ」

「ッタッタッタッタッタッ」

?!?!!?

shake

なんだ?!走ってる?近づいてきてる?!

左側からナニカが来てる、考えているあいだもソレはどんどん迫ってくる。

家はもう70メートル程、家の前には街灯。

私はなぜかソレに気付いているということをソレに気付かれてはいけないと思い走ることが出来ずに早歩きをしていた。

「スタッスタッ」

ここでもう1つ気付いた、いま何メートルか後ろを二足歩行(ダッシュ)でついてきてるソレはコンクリートの上を明らかに

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裸足で走っている

家は目の前、ソレは真後ろというところで

ピタッとそれは止まった。

それでも私は歩みを止めることが出来ず、玄関の前でようやく後ろを振り返った。

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何もいなかった。

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