短編2
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【工場の怪 (実話)】

以前、岐阜県の安八町にある大手の工場で働いていたときの話。

僕は派遣社員として札幌から出稼ぎで働きに来ていました。

働き始めて半年が経った頃、新人として新しくK君が入社してきました。

彼とはすぐに仲良くなり、プライベートでも遊ぶようになりました。

ある日仕事が残業になり夜8時を回ったころ、隣で仕事をしていたK君が突然『あっ、今肩触られてる。』と言い出しました。

僕は一瞬なんのことかわからなかったのですが、『たまにそういうことあるんだよね…』というK君の顔を見て理解することができました。

その翌日、K君は仕事を休みました。

仕事が終わったあと彼の部屋に行くと、なんと40度の高熱…。

目は充血し顔は真っ赤でフラフラ。

彼曰く原因は昨日肩を何かに触られたから、とのこと。

それから10日ほど経ったある日、またしても残業で今回は僕一人きり。

定時が終わって残業が始まる前に休憩があるので、2階にある食堂でパンを食べてタバコ吸ってました。

さぁ残業やりに行くかぁと階段を下りて行くと正面の踊り場に大きな鏡があり、ふと見ると鏡の中に黒髪で白い着物のようなものを着た女の人がぼんやりこっちを見ていました。

もちろん走って逃げました…。

K君の出来事と僕が見た女の人は関係あるのかはわかりませんが、その工場は古く、昔その土地が墓地だったとか病院があったとか様々な噂があります。

安八町…知ってる人は知ってると思います。

怖い話投稿:ホラーテラー 遊星さん  

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