中編3
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ボーリング場

最近俺のマイブームはボーリングだ、マイボールを持つレベルには程遠いが友人たちと週一で行くのが日課になっていた。そんなある日、いつものように友人AとBでボーリングに行った日の出来事をここに書く。

AとBは小学生からの親友で20歳になった今も変わらない仲だ。

家から自転車で10分ほどの場所にあるボーリング場は平日が安い為、行く日は決まって平日の夜だ。

予定していたその日は19時にいつもの場所に集合になった。いつもの場所というのはボーリング場のすぐ近くにあるコンビニである。

19時過ぎ、コンビニでジュースや食べ物を買い、いざボーリング場へ。

ここのボーリング場は70歳くらいのオーナーが1人で経営しているため定休日は決まっていない。

中に入るとよく見る常連のおっさん、電源の入っていないUFOキャッチャー、ところどころ剥がれている壁紙、いつ潰れてもおかしくない雰囲気の昔からあるボーリング場だ。

  

平日料金は貸靴200円、1ゲーム300円だが、3ゲームだと靴代込みで1000円 若干得なのでいつも3ゲームで遊んでいる。

この日も3ゲームやることになり、盛り上がりながら2ゲーム目が終わり少しばかり休憩した。

そして3ゲーム目  Bの一投目、違和感に気付いたBは動きを止めて、えっ?ちょっと待って、、

Bは10本並べられたピンの方を凝視していた。

10秒たってもピンの方を見ているB・・

 

俺とAも気になりBが向いてる方を見るが特に変わった所はなかった。

 

俺「Bどうした?なんかあったん?」

B「・・か・・・顔があった」 こっちを向いたBの顔は真顔でそう言った。

Aは何も関心が無い様子だ。 

Bに聞くと10本並べられたピンの奥、薄暗い所に男か女か分からないが顔が見えたと・・

これまで50回以上は来たがそんな噂も話も聞いたことが無い、俺はBに気のせいだろ?

と言ったがBは確実に見たと言わんばかりの顔色の悪い表情をして首を横に振った。

するとAが「そんなんいねーって」と言いながらレーンに立ち、ピンの方を再度確認する。

A「なんもいねーじゃねーかよー」と言いながら持っていたボールをピンに向かって投げた。

しかもフルスピード

B「あっ・・・」 

俺「ってかBの番・・・W」

『ガガーンッ!ゴーン』

勢いは一流だったがピンは10本残ったまま、見事なガーターだった。

 

そしてBはピンの方を凝視している、、  

あれ?  いなくなった・・・やっぱ気のせいかも。 

そういってBは首を傾げながら席へ戻ろうとした時・・

ぎゃああーーーー!!!!!

Bが腰を抜かしたように尻もちをつく。

俺とAはどうした?? なんだなんだ?何があった??

Bの方を見ると、BはAが投げて戻ってきたボールを指差した・・ 

投げたボールは真っ赤に血で染まって返ってきたのだ・・・ 

     

その後このボーリング場は閉店することになった。  

事故扱いになり俺たちに非はなかったが、オーナーの葬式には出なかった。  

こんな話に付き合ってくれてありがとう。そしてすいません・・ 

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初の怖ポチありがとうございます。
分かりづらい文章だとは思いますが、指摘など頂ければ勉強になりますので、コメントお待ちしております。

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