短編2
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お ん な

これは、私が実際に体験した血の気も引いた霊体験です・・・。

私は当日、大きなアパレルショップでアルバイトをしていた。

山奥にあるにもかかわらず、休日は家族連れや、カップルで賑わっていた。

大きなお店とあって、第1、第2と店舗が分かれているため、第2のお店に行くには広く長い橋を渡らなければならなかった。

そして───────

久しぶりに雨が降った日の事・・・。

私は休憩時間に、友人と第2店舗へ行く事になった。大雨との事もあり、傘をさし向かう事にした。

雨なのに行き交う人らでこの日も混雑していた。

橋を友人と渡っている所だった・・・。

遠くの山をひとり“ポツン“と見つめるおんな。

その表情はぼんやりだが、悲しそうで寂しげな顔をしていた。

こんな雨にもかかわらず、傘をさしていない。 綺麗な洋服を身にまとい目立っているはずなのに、周りの人達は見向きもしない。

少し怖くなって、友人に問い掛けようと考えたが、返事が怖くて聞けなかった。

ゆっくり進むにつれ、おんなに近付く私。

しだいに恐怖感がでてきた。それと同時に友人と会話を楽しむ私。

すると、おんながゆっくり、ゆっくり俯いたままこちらに向かって歩いて来た。 歩いてきたというより・・・

流れるかのように。

私は怖くて怖くてたまらなくなり、友人ばかりを見ていた。友人も私の異変に気付いた。

と、その時だった。

「キヅイテル クセニ。」

体が一気に硬直し、足がすくんだのを今でもハッキリと覚えている。

冷静さを取り戻した時には、もうおんなの姿は無かった・・・。

私は今もそのアパレルショップで働いているが、あれから一度もおんなの姿を見る事は今だない。

一体誰だったのか・・・。

自殺をしてしまったおんなの霊なのかは不明である。

※読みにくい長文を、最後迄読んで頂き有難うございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 小悪魔さん  

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