高速瞬き

薔薇の葬列様
ご丁寧に返信コメントまで頂戴し、恐縮いたしております。
ありがとうございました。
謹んで拝見させていただきました。
お寺の息子さんのお話にございましたように、心弱る時、魔が入るのでしょうね。
恐怖自体、どちらかといえば、負（マイナス）の感情に近いかもしれません。
人間である以上、負の感情を抱いてしまうこともございましょうが、霊たちを刺激するような怒りや憎しみ、過度の悲しみに囚われてしまうことは心身を蝕ばむことにもつながり、いけないことなのですね。
生霊となりますと、手に負えないのですね。
真に怖いのは、生きている人間の業の深さといわざるをえません。
特に、今は、ネット社会ですから、SNSなど、些細な言葉の間違いに対しても、一度もあったこともない相手から、恨みを買ったり、憎しみの感情を持たれたり、誹謗中傷などの被害にあったり。
おっしゃるとおりです。
ちょっと昔なら、考えられなかったような　ネットを通じて起こる事件や恐ろしい犯罪に社会が混乱しているように感じてなりません。
ネット社会は、ある意味「必要悪」ともいえるでしょうね。
今、本当に必要なのは、他人の意見や流布している情報、一時の感情に流されない毅然とした態度、冷静な判断に裏付けられた自制心なのかもしれません。
霊の存在を、わざわざ引き合いに出さなくとも、自身の心構えとして毅然とした日々を送ってさえいればそれに越したことはないのですから。
貴重なお話が伺え、また、本作を通し、あらためて、胸襟を正された思いがいたしました。
井戸につきましては、枯れているようには見えるが、水脈はまだあるはず。とのことでした。
先代が、きちんとした手順で丁寧に扱ったので、心配はいらないと。
家自体が古いので、昼夜を問わず、照明が必要な家ではあります。
陽が落ちると、どことなく怖く感じるのは、宵っ張りな私を心配した先達たちが、「陽が落ちたら、夜更かしせずに、早めに休みなさい！
心身が弱りますよ。」と諫めてくれているのかもしれませんね。
えぇ、どんなことも、明るく前向きにとらえていきたいと思います。

今日は、心弱るようなことがあって、少し落ち込んでおりましたが、なんだか励まされてような嬉しい気持ちになりました。

ありがとうございました。
この三連休は、たいそうお寒くなるようですね。
薔薇の葬列様も、どうぞお身体ご大切になさってくださいませ。
新たな投稿作も読ませていただきました。
これからも、いろいろなお話を教えていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

薔薇の葬列様
はじめまして。
とても興味深く読ませていただきました。
といいますのも、少し心当たりがございましたものですから。
我が家も築６０年以上になる古い家です。
亡き父が、普請して建てた家でもあり、日中は、とても明るく心和む家で、お客様たちも、「落ち着きますね」「古くてもこういう家に住みたいわ」とおっしゃってくださるのですが、深夜、照明を落とす時間帯になりますと、まるで別の家のように一気に雰囲気が変わります。
とりわけ、台所が、なんともうしましょうか、とにかく「怖い」のです。
たまたま、お知り合いになった方が、いわゆる「視える」以上の力のある方とのこと。
とりわけ、遠隔透視が得意とおっしゃるので、誠実そうなお人柄と柔らかな物腰に惹かれ、半ば眉唾をつけながらも、「遠隔透視」とやらを　お願いしてみました。
最初は、「いい家ですね。古くても明るくてきちんと手入れされていて。全く問題がないです。」とおっしゃっていましたが、突然顔が曇り、眉間にしわを寄せ、「え？どうしてだろう。台所が視えない。いや、なんなんだ。視えなくされている。こんなこと初めてだ。」と、狼狽えはじめ、以来、コメントも「わからない。どうしてだろう。」の一点張り。
それまで、和気あいあいと和やかな雰囲気が一転、ばつの悪い空気のまま、結局、そのまま終わりとなりました。
「お役に立てなかったからいただけない。」とのことで、お代も受け取ってもらえず、あれから数年たちますが、その方とは、お会いすることも叶わぬまま今に至ります。
　家の敷地内には、枯れた井戸や空き家になって久しい（なぜか人が居つかないまま老朽化し放置状態）買い手のつかない物件？も存在します。無理にこじつけるのもおかしな話ですので、気にしないようにしておりました。
件の「台所」ですが、過去、特記するような怪異があったわけでもございません。

このやり方を試してみたいようにも思いますが、素人？が試していいモノかどうか。
別の良くないモノも引き寄せそうで。
今、何事もなく過ごしているのなら、それはそれで、いい意味で「共存」できているのかもしれませんからね。
「台所」は、とても身近な場所ですし、「トイレ」「浴室」以上に、集まりやすい場所ではないのかなと思います。
長々と、すみませんでした。
こういった、生活に密着した実話は、説得力がありますし、たいそう怖いですね。
怪異は、私たちが気づかないだけで、意外と身近なところに常に存在するものかもしれないですよね。