短編2
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僕の先輩

職場に

とてもタイプな先輩がいます

栗色のキレイな髪

かわいらしい顔立ち

僕は入社当時から

仲良くなりたくて必死でした

ご飯に誘ったり

些細な事でも話しかけたり…

先輩の笑顔を見てると

癒されました

一緒にいる時間が

幸福で満ち溢れていたんですが…

そんな先輩には特殊な力がありました

ドライブ中に

「あっ…この近くにお墓あるね…」

え!?

「白い人達がたくさんいるもん…あっ!ほらあそこお墓っ!」

本人いわく

そこまで霊感は強くないようですが

ドキっとするようなことをサラっと言ってきます

そんな可愛い顔で

まじ厄介です…

そんな先輩と

去年蛍を見にいきました

まるでデートだと思いながら

僕の運転で蛍がよくみえる山の中のスポットに出掛けました

「蛍楽しみだなぁ〜♪あっ…でも私、わざわざ蛍見に行かなくても似てるものをたまに見るけどね〜♪」

…それってオーブってやつですか?

「そんな感じぃ〜」

…そんな情報いらないです…

なんて話しをしながら

スポットに着きました

さすが名所ということで

他の人達の車が

たくさんとまってました

僕も車を縦列駐車しようとして

ハンドルを切って

バックし始めました

すると先輩が

「ねぇここじゃなくてさ〜あっちにとめようよっ♪」

と言って前の方を指指しました

…え?なんでですか?

「いーからっ♪後5秒であっちいかないと絶交するからねっ」

それは困るっ!!

絶交なんかされたら

泣いてしまいますので

違う場所に車をとめました

先輩…あのワガママ…意味わかんないんですけど…

「あんたそんなに私との絶交が嫌なの?♪」

だって…!悲しいじゃないですかっ!

「あ〜らそぅ」

なんですかっそれ…

「でも私だってあんたが怪我したりするのは嫌なのよ?♪」

なんですかそれっ!キュンキュンするじゃないですかっ♪

「後ろにとまってた車のさー…車と地面の隙間あるじゃない?」

隙間?あれですか?タイヤのとこですか?

「そうそうっ…その隙間から亀みたいに…クルマのタイヤより大きい顔がニュルって出てて…睨んでたのよねぇ…」

ぇ…ナンスカそれ…

カエリマショウカ…

怖い話投稿:ホラーテラー 総悟さん  

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