短編1
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夢から現実へ

全く怖い話ではないので、興味ない方はスルーでお願いしますね!

小学三年の夏。

ちょうど夏休みの始まり位だったかな?に夢を見ました。

永遠と続く(そこまで大きい建物ではなかった)螺旋階段状の建物

窓とかは無く、全ての階が吹き抜けになっていて

上を見上げれば空が見える感じ。

そこを母親と楽しく登っていた。

てっぺんに着くと、いつの間にか母親の姿がなく、不安になりチョロチョロ探し回る。

ふと外を見ると、ずっと続く一本道を母親が歩いていた。

私は急いで階段を下り始める。

しかし、いつまでたっても下が見えない。

横の壁の穴から母親に「待って!置いてかないで!」と泣き叫ぶと

母親は立ち止まりニッコリ笑って、また歩きだした。

私は一生懸命階段を下りているが、母親の姿がしだいに遠く小さくなっていく。

母親の姿が見えなくなった時、私は足を止めその場に泣き崩れた。

そして目を覚ますと、枕は涙でぐしょぐしょになっている。

この夢を五回程見た気がする。

そして、夏休み中旬

真夜中に母親が出て行った。

母親が居ないのに気付いたのは翌朝だった。

一週間たっても帰ってこない…

夢が現実になったのだと思った。

そして10年経った今でも母親の消息はつかめていません。

怖くなくてすいません

怖い話投稿:ホラーテラー 明さん  

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