短編2
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奇怪な家

続きです

私は頭の中で3、2、1とカウントし、思いっきり全身に力をこめました

幸い金縛りがとけた私は、猛ダッシュで1階の両親の寝てる寝室まで行き、思いきりドアを開けました

【ガチャーンッ!!!!】

当然両親はとても驚きました。

泣きながら過呼吸寸前の私に母は

『どげんしたとね!!!?』

私『ずっと前から思っとったけどあの部屋ヤバい!絶対なんかあるって!!』

母『とにかく今日は下で寝なさい!!』

私はその日両親の間に挟まれながら寝ました。(反抗期の私には非常に勇気のいることだったんですが)

その翌日から私は部屋を変えました。

部屋を変えてからは悪夢どころか金縛り一つあいません

3ヶ月後、両親があの部屋で寝たときも色々あったらしく、引っ越すことになりました

そして荷造りをしてた日、私はクローゼットの奥に小さな隠しドアを見つけたんです

直感が告げました

見ない方がいいと…

しかしもう引っ越すのだから見てみよう。

好奇心には勝てませんでした

【ガチャ…】

…っっ!!!!!!!!!???

私は這い上がってくる鳥肌に身震いしながら絶句しました。。

そこにあったのは…

黒焦げの首の無い日本人形7体と赤文字で【禁】と書かれたお札が15枚…

こんな部屋にずっと居たと思うと、毎日の悪夢、金縛りも納得できます

引っ越し当日…

バリバリヤンキーだった、普段私と仲の悪い(顔も合わせない)兄が、私に言いました…

『一回お前の部屋で寝た時に、あのデカイ窓に7人くらいの生首へばりついとったぞ…まぁ俺そんまま寝たったけどな(笑)』

兄強し…

引っ越してから半年経ち、私は友達と久しぶりに前の家を見に行きました。

新しく【中野】の表札がついていました。

私は外から家を見上げ、言葉を失いました

私の部屋の窓だけ全てに×印でガムテープが貼ってあったのです。

【中野さん】が家を売り払ったと聞いたのはその3日後のことです

怖い話投稿:ホラーテラー ヨダレとか垂れ流しさん  

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