短編1
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金縛り

これは、俺がまだ小学生低学年の話です。

寝る時間になり、2階の兄弟3人の部屋に行き、布団でモジモジしてたら、いつのまにか寝ていた。

ふと夜中に目が覚めた。

すぐ近くで寝てる、兄達が会話してる声が聞こえたので、話に混ぜてもらおうと声を出そうとしたが声が出ない。

体も動かない。

そうしてる内に、兄達の話し声がいきなりしなくなった。

親はまだ1階で起きてるはずなのに、何も音が聞こえなくなった。

全身から、汗が吹き出た。

どれだけ時間が経ったのだろう。

いつの間にか、体は動くようになっていた。

翌朝兄達に、昨日何話してたのか聞くと、「話してないぞ」

と言われた。

あの時、兄の声だと思ったのは誰の声だったのだろう。

14年経った今でも鮮明に覚えている。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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