短編2
  • 表示切替
  • 使い方

女友達の恐怖体験

Kちゃんはマンションの13階に住んでいる。

Kちゃんは夜の景色を見るために屋上まで行き双眼鏡で見るのが好きな子だった。

ある日いつものように眺めていると、自分のマンションの下の上り坂からなにかが動いてるのが見えた。

なんだろうと双眼鏡でよく見てみると全裸のガリガリの男がガンダッシュしてるのだ。

そして……

その男と双眼鏡越しで目が合ったのだ。

(きゃぁあー!!!)

sound:39

その男は自分のマンションに向かってきていた。

戦慄するなか、Kちゃんは急いで自分の部屋に戻り布団を被った。

男が階段を上る音がする……

(カンカンカンカンカンカン…)

人間とは思えないほどの勢いで階段を上っているのだ。

いないことを確認すると下に降りてきて

今度は自分の部屋のドアを

shake

shake

(ドンドン)

叩いてるのだ。

そこでKちゃんは意識を失った。

起きたときには朝だった。昨日のは夢だったのかな?

そう思いドアを開けた。ドアに手形がついていたのだ。

もしかしたら変質者かもしれない。そう確信したKちゃんは警察に相談した。

警察は最初は信じていなかったがKちゃんの余りの勢いに顔負けした警察は防犯カメラを調べる事にした。

確かに、ガリガリの男が移っていた。

しかし、警察は青ざめた。

(なぜ屋上にいるKさんと目が合ったのか

なぜKさんの部屋をピンポイントで当てたのか。

恐怖がKちゃんに襲った

念のためまた来るかもしれないということで警察が24時間交代で監視してくれる事になった。

Kさんも自分のベランダから双眼鏡で見てみることにした。

深夜12時、そろそろ寝ようと双眼鏡を離した瞬間。

電話がなった。

(Kさん絶対に部屋から出ないでください‼

例の男が部屋の前に立っています!

Kさんは恐怖に耐えながらもクローゼットに隠れた。

(なんで⁉なんでいるの?男が現れたら警察が警戒するように電話するって言ったのに。

すると、

shake

ドアが開いた

。こじ開けられたようだ。

(Kさんもう大丈夫です。出てきてください。

警察の声だ。ホッとした。

クローゼットを開けようとしたら、背筋が凍った。

なんで、クローゼットに隠れてると……知ってるの?(ドンドンドンドン)

shake

shake

shake

shake

shake

……叩いている

Kさんは気を失った。

目が覚めたら周りには警察。

どうやら、あのときの呼びに来た警察はその例の男らしい。

マンションの前から双眼鏡で見てみたら男がいたので急いで警察はそのKさんの身が危ないということで行ったそうだ。

しかし、部屋に行ったときには男はいなかった。

警察側も、厳重に監視してたが、部下が双眼鏡ごしに(部屋の前にいます!!)と言ったので。

警察は急いで電話したそうだ。

Kさんは引っ越して、幸せに暮らしているそう。

一体あれはなんだったのか。情景を想像しただけで身の毛がよだつ……

Concrete
コメント怖い
0
14
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ