中編2
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面話オブザイヤー

会社の個室トイレ待ちをしている時のことです。

僕の前にも一人並んでいたのですが我慢しきれなくなった僕。

ジャーーという水の流れる音とともに個室トイレが開いた。

すかさず前に並んでいた人に「ごめん漏れるからお先」と謝り先に個室トイレにダッシュ。

前の人が使った後は便座をトイレット紙でふくようにしているのでこの日もがらがらと巻いて便座をふきまくった。

するとその直後に僕のいる個室ドアをバンバンと叩く蹴るの大騒音。

「誰だ?やめろ!」と叫ぶと外から「まるで私が使った後のトイレが汚いみたいに便座ふかないでもらえますか!」と女性の声の怒鳴り声。

そこで大変なことにきがついた僕。

トイレット紙を使いすぎたようで紙が残りわずか。

すかさず「誰かトイレット紙を投げ込んでください」というと外から「わかりました」と女性の声。

安心して大をし終えるもトイレット紙がなかなか投げ込まれない。

「まだですか?」と叫ぶと外から「いま投げます」と女性の声。

頭上からトイレット紙が投げ込まれたかと思いキャッチするとそれはトイレット紙の芯だった。

黒インキで「死ねクソ」と書かれている。

僕はこんなところで死んでたまるかとトイレット紙の芯を破って広げなんとか尻をふいた。

トイレを流したところで僕は過ちにきがついた。

詰まったのだ。

途方に暮れていると背後から「助けてあげましょうか」と声がした。

振り向くと壁から二本の腕が出ていて右手にはトイレット紙、左手にはゴムのスッポン。

「どちらにしますか」と声がしたので僕は左手のゴムのスッポンを指さした。

すると壁から出ている左腕が物凄い速さでゴムのスッポンを僕の顔面にスポッとくっつけた。

そして物凄い勢いでトイレの壁にひきずりこむ勢いでひっぱられた。

息ができず苦しむ僕。

それでもゴムのスッポンは外れず意識が遠のきはじめ失禁して股間を濡らしたあたりで記憶がなくなった。

僕が目を覚ますと目の前にはふんどし姿でお腹にトイレット神と書かれたデブがいた。

僕があなたが神ですか僕は死んだのですかと尋ねた。

トイレット神は言った「お前はここに来るべきではなかった」と。

再び目を覚ますと僕はトイレの個室で座っていたが視界がどうも悪い。

個室トイレから出ると個室トイレ待ちの女性が絶叫した。

僕の右目にはゴムのスッポンの柄の部分が深々と突き刺さっていた。

不思議なことに全く痛みは感じなかったがあふれ出る血がワイシャツを真っ赤に染め上げた。

そして周囲の状況を確認して僕は僕のおかした過ちに気がついた。

ここは…。

女子トイレ。

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