中編3
  • 表示切替
  • 使い方

友達の家

あらかじめ説明させて頂きますが、僕は霊感なんてありません。

今回出てくる友達も霊感はありませんので。

読みにくかったりすると思いますが、ご了承下さい。

ある冬の日に、僕は友達の家に酒を持っておしかけました。

酒さえあれば家にあげてくれる友達。案の定家に入れてくれました。

そんで酒のつまみを買いにコンビニに行き、その帰りにDVDを見ながら酒を飲もうという事になり某お店へ。

そしてDVDを物色していくうちに、ホラーDVDのコーナーに着きました。

僕『冬に見るホラーもなかなか良いんぢゃん!』

と意見を言うと友達(以下A)も

A『確かに面白そうだな!借りて見ようぜ』

大賛成してくれました。

怖そうなDVDを吟味して借りてAの家に帰りました。

確かその時借りたDVDは、本当にあった話を解説しながら見ていくものだったと思います。

家に着きさっそく酒を飲み始めました。借りてきたDVDの事をすっかり忘れてて、酒を飲み続けました。

それでふとした拍子に思い出しDVDを見る事に。

最初は二人で怖いと言いながら見てましたが、酒が入っていた事もありAは隣で爆睡。

しかたなく一人で最後まで見ましたが、そこまで怖さを感じず一気に冷め僕も就寝しました。

それからちょっとして目が冷めた僕は携帯で時間を確認しました。

「まだ3時か。もう一眠りするかな」と思って、また横になりました。

すると、急に消えていたはずのテレビがつき砂嵐が流れました。

最初は横になった時、リモコンを踏ん付けてしまったんだなと思い手探りで辺りを探しました。

だけどなかなか見つからず、イライラし始めて起き上がり電気をつけました。

すると僕の周りにはリモコンはなく、離れたテーブルの上に置いてありました。

さすがに意味がわからなくなりAを起こそうと思い、揺さぶったり声をかけたりしましたが起きませんでした。

面倒くさくなりテレビを消してもう一度寝る事にしました。

テレビを消しリモコンをテーブルの上に置き、また横になりました。

この時少々怖かったのもあり電気はつけていました。

うとうとし始めた頃、またテレビがつきました。

ですが今回は砂嵐ぢゃなくDVDの画面。

「???」って状態でしばらく硬直してたんですが、普通にDVDは再生され始めました。

怖くなりソッコーでテレビを消しAを叩き起こしました。

僕『勝手にテレビがついてDVDが再生されたんだよ!お前の家なんかいるんか!?』

興奮気味に僕がAに聞くと

A『俺霊感ないからわからんけど、兄貴が押し入れになんかいるって言ってたな。 夜中になると毎回押し入れの中から音がするんだってさ』

淡々と語るAに僕はア然としました。

僕『でも隣に住んでる人って『それはない。だって隣誰も住んでないし』

僕の言葉をさえぎりAは言いました。

そのあとAと朝まで起きていましたが、テレビがつく事はありませんでした。

そして恐怖もなくなった頃、僕は家に帰る事にしました。

またねー。なんて会話をしながら玄関に行きAの家を出ようとした時Aに呼び止められ一言

A『そうだ言い忘れてたけど、お前が一生懸命なんか言ってる時後ろの押し入れが少しずつ開いてったのわかった? 俺も最初見間違いと思ったんだけど、あきらかに開いてきたからビビったよ。 お前押し入れに背中向けてたからいいよなー』

本当にビックリしました。

自分の見えないとこでそんな事があったって考えるとゾッとします。

今でもAとは仲良く遊んでいます。

まだあの家に住んでいるのが凄いと思いました。

長文、駄文にお付き合いありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ