中編3
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飛血

これは私の体験談です

二年前の冬のある夜

四人の友人と私の家で

食事を共にしていました

その時一緒にいた友人は

それぞれ全く違うタイプの面々で

気性が荒くだらしないA

文武両道で潔癖症のB

イケメンでクールなバンドマンのC

肉付きが良い金持ちのD

とゆう面子でした

A[おいD!そんなに食ってたら更に太るぞw]

D[うるさいな!だらしないよりましだ!]

B[どっちもどっちだろw]

Cは微笑むだけww

…と楽しかったので刻々と時が過ぎていって時計の針は一時を指していた

会話が盛り上がる中Dが

[食べ過ぎたからダイエットがてら出かけようよ]

この発言にAが待ってましたと言わんばかりに食い付いた

A[なら良い場所あるぜ]

私[変な場所は嫌だよー?]

A[行けば分かるって!!]

誰も断りはしなかったのでとりあえず車で向かう事になりました(運転はC)

目的地は隣町にあったので大して時間はかからなかった。(この場所はC県N市に現在もあります)

向かっている途中に車の中でAがこれから行く場所についての話をしていて色々とどんな場所か分かってきました。

通称[飛血]実際の名なのか誰かがつけた名なのかはわかりません。

処刑場の跡地らしく何やらAの後輩が遊び半分で飛血に入り、その時は何ともなかったが五日後に自分の家で首を吊って自殺したそうだ…

Aの後輩と飛血にいた友人は七人だったが飛血に行った後にその内一人は死んだ後輩と同じ首吊りでその内二人はお互いの顔を気絶するまで石で殴り合い自殺未遂をしたと聞きました。

Aが事実を話しているのかは分かりませんが私は飛血に不思議と何があるのか気になり好奇心が沸いて来ました。

考えているうちに飛血につきました。

そこは明らかに他の場所から隔離された場所にあり

四角いとても大きな岩の様でした。

上には森があり、森まで高さ6メートル程で更にそこから途中外側に折れたフェンスが森を囲んでおり更に有針鉄線が雑に張り巡らされていました。

Aに入り方を聞いたが入り方を知らないらしく入り口を探す羽目に…

だるいので言い出しっぺのAを入り口を探しにいかせると案外早くAが入り口を見つけたと呼びに来た。 

そこには有刺鉄線が一面に巻き付いた錆びたフェンスがそびえ立ち所々足場がなく壁に横からくっついてる様な木造の階段があったがそこには

錆びた柵の様な扉があり有刺鉄線が所狭しと巻かれている状態で更に古そうな見た事も無い型の南京錠が五つかけてあり入れる状態では無かった…

が…しかしBが階段の途中の部位の横にフェンスが壊れて通れる場所を見つけた

そこは案外低く三メートル強くらいの高さだったので身長の高いBの肩に乗れば上に手が届きそうだ。

しかしいわく付きのこの場所に誰が入るか決まらず結局ジャンケンで私に決まりました。

行かない癖に皆も中を見たいとの事でテレビ電話をしながらいよいよBに手伝ってもらい飛び血の中へ…

━━━━━つづく

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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