中編3
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夢日記 Part 1

『夢』って不可思議な事が多く、辻褄が合わなく断片的にしか覚えてないって経験、皆さんにもございませんか?

しかも、日を追うごとに忘れ去られる事ってよくあると思うんですよ。

科学的にも人間が夢を見る意義って実はまだ明確に解明されてないらしいです。

なので私は、この不可解な夢を忘れ去られる前にこうして夢日記という形で記載しておく事にします。

※実際に見た夢なので私自身曖昧で意味がわからない事が多いのでご了承下さい。

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『謎の部屋』

場所はどこかの大浴場。

私は日々の疲れを癒し、浴槽に漬かりながらボーっと物思いにふけっていた。

そして、身体もかなり温まってきたので、私は「そろそろ出るか.....。」となり、浴槽から出た。

大浴場の出口付近にはサウナの部屋があって、その隣には、別の部屋があった。

私はその部屋が妙に気になり、扉付近に近づいた。

すると、扉には『第二の部屋』と記載があり、注意書きで『この部屋をご利用の場合はフロントまでお伝え下さい。』と書かれていた。

私は面倒だと思いながらも、脱衣所で服を着て髪を乾かし、フロントへ脚を運んだ。

「すみません、大浴場で『第二の部屋』って扉があったんですけど.....。」と私はフロントの人に尋ねてみた。

するとフロントの女性は「はい!ご利用ですか?」と唐突に訊いてきた。

「はい.....。」と私は多少なにかしらの疑問を抱きながら答えた。

すると、「では、なにか身分を証明できる物をご提示下さい。」

と言われたので私は免許証は提示した。

フロントの女性は「はい!ありがとうございます。」と免許証を私に返し「それと、もう一つご確認したい事がございます。」と続けた。

「な、なんですか....?」と私は訊いた。

「貴方は人間の首が飛ぶ瞬間を目の当たりした事がございますか?」

私はその言葉で、少し背筋がひんやりとした。

そして「な、ないです.....。」と答えた。

「わかりました。では、こちらの番号札を持ってロビーでお待ち下さい。」

私は数字が書かれた番号札を持ち、ロビーのソファでしばらく待っていた。

すると、隣で他の客同士の会話が聞こえてくる。

「ねぇ、あの『第二の部屋』って知ってる?」

「うん、あのサウナの隣にある部屋でしょ?なんでも、あの部屋に入った人は見たことあるけど、出てきた人は見たことないって噂の。」

「そうそう。なんか.....不気味だよね~」

それを隣で聞いていた私は、ここで初めて恐怖を覚えた。なぜ何の躊躇もなく、あの部屋に入ろうと思ったのか.....。そもそも『第二』ってなに?『第一』もあるってこと?

そして身分証の提示、さらにあの質問.....。

意味がわからない.....。

私はかなり混乱状態に陥った。

どうしよう.....。このままだと私は.....。

そんな事を考えていると、

「○○番でお待ちのお客様~!」

フロントから私が持っている番号札を大声で口にされた。

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夢はここで終わり、私は目が覚めた。

あのまま夢が続いていたら、どんな体験ができたのか.....興味はあるが、それと同時に恐怖もある.....。

そんな夢でした。

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