短編1
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博物館

うちの亡くなった母は霊感があったらしい。

「らしい」と言うのは、私は見えないから母の能力が本物だと断言は出来ないからです。

そんな母から聞いた話。

母が友人と県内にある博物館に行った。

博物館に行くのは初めてだった母は、1つ1つ展示品をじっくり見ていました。

『これは何かしら?』母が思っていると「これは○○で△△に使う物です」と丁寧に説明してくれる人がいた。

見ると戦国時代の兵士の格好をした男がいた。

他にも武士やお姫様など、展示品の時代にあわせた人物がいて展示品の説明をしてくれた。

『面白いサービスしてるのね』と思っていると友人から「あんた誰と話してるの?」と言われてやっと霊だと気付いたそうです。

「ハッキリ見えてるから霊とは思わなかったわよ~。『これは姫の嫁入り道具で、私が運びました』とか『これは私が使っていた物です』とか言うから、設定が細かいとは思ってたんだけどね」

その博物館。私はまだ行った事ないんですけど、私が行っても見えないんだろうなぁ。

怖い話投稿:ホラーテラー 鳴門金時さん  

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