とある知人から聞いた話。

中編3
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とある知人から聞いた話。

霊感の強い知り合いがずいぶん昔に体験した話。彼は、祖父母の家があるとある村に行ったそうだ。

村の隣村は廃墟かしていた。そして、廃村の奥にあった廃墟には怖い噂があった。その内容は

「廃墟には元々、五人家族が住んでいたんや。父、母、娘二人に息子が一人な。

ある時、村の神社で青年会の飲み会があったそうや。父親もそれに参加していたらしいんやけど、

父親はひどく泥酔し置かれとった【神鏡】を割ってしまったそうなんや。

その場にいた全員が騒然としたらしいわ。けど、父親は気にも止めず「高が鏡やろう」ってそのまま帰ったそうなんや。

最初こそ何もなかったらしいが、一週間たった頃や。父親の様子がおかしくなった。

村中の鏡を割って歩き、三日後の晩に家族全員を殺し自殺したんや。あと、関係あるかわからんけど割れた【神鏡】が行方知れずになっとるらしい」

彼は、この話を村の幼なじみに聞かされ肝試しに誘われたらしい。もちろん断ったそうだが

「なんや、お前怖いんか?」

そう言われ、気がついた時には廃墟の前にいたらしい。

「安い挑発に乗ってしまったわ」

そう呟き彼は遠い目をしていた。廃墟には、女性二人と彼を含めた男四人の六人で廃墟の中を見て回ったらしい。

二人一組に分かれ、廃墟の外、廃墟の一階、廃墟の二階を探索した。

彼は女の子と二人で二階に行ったらしいが、凄く嫌な予感がしたそう。だが、行かないわけにも行かず彼は腹をくくり二階に向かった。

しかし拍子抜けするほど何も見つからず彼は少し安直したらしい。が、一緒に居た女の子が押し入れの奥から薄く四角い木箱を見つけてしまった。

それを見た瞬間彼は、背筋に悪寒が走り冷や汗が滝のように流れたそうだ。

箱を開けようとする女の子止めようとしたが、あと一歩間に合わず。箱が開けられてしまう。

彼は女の子の肩越しに箱の中身を見てしまった。箱の中には、割れた鏡が入っていたらしい。

鏡を見た彼はそのまま気を失い。気づいた時には、幼なじみに殴られて尻餅をついていたんだそう。

幼なじみの後ろでは、さっきまで一緒に居た女の子が泣いていた。その首には絞められた様な後があったそうだ。

わけがわからない様子の彼に幼なじみが状況を説明してくれた。一階を見回っている時、上から何かが倒れるような音がして心配した幼なじみは男友達と二人で二階に様子を見に来た。

すると、彼が女の子の上にまたがって首を絞めていたらしい。やばいと思い止め様とするも、華奢でそんなに力も無いはずの彼を男二人がかりでびくとも動かせず。

このままでは、危ないと柔道経験のある幼なじみが本気で殴って止めたらしい。

彼は、祖父母の家に帰り事情を説明すると直ぐに村の神社に連れていかれ一晩かけてお祓いをされたのだと言う。

以来何もないそうだが、心霊スポットには二度と行きたくないと彼は話ていた。

因みに、廃墟で見つかった例の鏡は行方知れずになっていた【神鏡】であることがわかり神社の住職が回収しきちんと保管してくれてるそうだ。

Concrete
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@天津堂
本当ですね。悪戯や面白半分に行くべきでは無いですね。

修行で心霊スポット巡りをする霊能者の方もいるそうですが、やはり常人は足を踏み入れるべきでは無いですね。

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@白黒-2
すいません。話を教えてくれた知人のあだ名です。
本人から「恥ずかしいからやめてくれ」って言われて書き直したんですが、うっかりしていました教えていただきありがとうございます。

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