短編1
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壁の穴

今回はサクッと読める簡単な話です。それではどうぞお読みください。

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方向音痴の僕の友達は学校帰りですら道に迷うことがあった。その日は大学から帰るのが遅くなった友達。さらに雨が降っていたそう。

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バスと電車で通っていたが駅までのバスは終わってしまっていた。そこで仕方なく傘をさしGoogle マップを見ながら駅まで歩くことにした。歩き疲れたので途中、屋根がある商店街で休んでいた。

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「へぇ〜。こんなところに商店街なんてあったんだ。」と思い辺りを見渡すとどこの店もシャッターが閉まりガランとしていた。

「君の悪いところだなぁ」と内心思いながらもそこを通過すれば駅は近いから再び歩き始めた。

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ちょいちょい背後が気になったりして周りをキョロキョロしながら歩いた。ふとある壁の前で立ち止まった。

『この穴には手があります』と書かれていた。

「ンなわけねぇだろ」と思い覗いてみるとやはり何もなかった。

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また歩いていると「足があります」やら「爪があります」やらとあり歩きがてら全部の穴を覗いたが何にもなかった。出口に差し掛かった頃、「この穴には目があります」

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友達は全速力でその商店街を後にした。出口を抜けたと思えばそこは大学の近くにある公園だったらしい。あの商店街の名前を検索しても何も出てこなかった。

最後友達が逃げた理由、それは背後から声として聞こえたのだから

Concrete
コメント怖い
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