みにゃとの約束(記念日)

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みにゃとの約束(記念日)

みにゃが家に来てどれくらい経ったであろうか。

最初は猫耳なんてニセ物。つけ耳でもしてるかと思ってた。

でも、彼女は本当につけ耳なんかじゃなかった。

それから俺は色々彼女から聞いて一緒に暮らすことになった。幸せな毎日が続いていた。

けどある日からみにゃの様子は変わっていった。

5分以内に既読とか約束を破ると噛みついてきたり鋭い爪でかっちゃかれたりする。

寂しいんだろうなと思いつつ過ごしてきた。

今まで色んな事があったけど最近は平和に過ごしてなんも事件も起こらなかった。そして今日も平和に過ごす……はずだった

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

8月5日。午前7時頃。アラームが鳴り俺はアラームを止めようと手を伸ばそうとしたが腕が動かない。

起き上がろうとしても体が動かない。

何故だ。何故動かない!すると…隣で

「ご主人…おはよ…今日は、なんの日か…分かる?」

みにゃは、そう言いつつ俺の頬を触る。

俺は何が起こったか分からないまま硬直していた。

「なんで答えないの?もしかして…忘れた?」

しきりにみにゃの目は暗くなっていく。

俺はなにも答えれなかった。なんだ今日はなんの日だ?

考えれば考えるほど分からなくなる。

するとみにゃは起き上がり俺の上に乗ってきた。

そして鋭い爪を俺の首に近づけ

「大事な事を忘れたご主人にはお仕置きが必要だね」

俺は青ざめたまんまなにもできなかった。

全身がロープで固定されていたからだ

そして、みにゃは俺の胸元に爪を突き刺した。

「うぐっ……うがぁぁっ」

激痛が走ると共に服が血で染まっていく。

「アハハ、ご主人痛いでしょ?でもね…みにゃの心の傷の方が深いんだよ」

そう言いながら今度は首に噛みつく。

そこで俺は気を失った。

目覚めたのは12時頃。

包帯が不器用に巻かれていた。

「ご主人…今回はこれで許すけど。

次、忘れたら……シラナイヨ?」

そう言いながらみにゃは俺の隣に来て耳元で

「ご主人…大好きだよ」

そう言いながら眠りについた。

確かに俺はみにゃの事が好きだ。大事に思っている。

でも、愛が重い。でも、別れようとも思わない。手放そうと思わない。彼女の過去は悲しすぎる。もう辛い目に合わせたくないのだ。

「次、忘れたら…シラナイヨ?」

さて、どうしたものか。YouTubeの仕事のせいで忘れるかもしれない。

皆も、ヤンデレには……気をつけて

Concrete
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