短編2
  • 表示切替
  • 使い方

墓地の家

家の近所には墓地があります。

その墓地の中には家が立っているのです。

正確に言うと入り口は表通りに面しているのですが門から玄関までが遠く実際玄関まで進んで行くと家は墓地の中にあるのです。

その家は雰囲気からしてとても不気味で何か出そうで有名でした。

母にきいても人が出入りしている所を一度も見た事が無いと言っていました。

ある日の午後友達数人と遊んでいたのですが突然あの家に肝試しに行こうと言い出したのです。

みんな怖い物見たさで乗り気でした。

じゃあ夕方集合な!と言い一度解散してその日の夕方もう一度集まりました。

最初の予定では六人だったのが家の都合で二人は来ませんでした。

すると○○と○○待っても来ないから俺らだけで行こうと一人が言い出したのです。

みんな門をよじ登りそのまま進んで行くと玄関にたどり着きました。

見た感じ古い洋館のようです。

そして回りには雑草が凄く生えており表通りからは全く家は見えません。

それから四人で鍵の開いている窓をさがす事にしました。

しばらくして一人が二階から入れると手招きしてきました。

みんな壁をよじ登って二階から入って行くと、仮にBとします、B『人が住んでいる様子は無いね』ホコリのかぶったテーブル、ベッド、食器棚そして日本人形が置いてありずいぶん長い間使われてなさそうでした。

そして仮にA『うわぁ何かあの日本人形怖くないか?もう帰ろうぜ‥』俺も同感でした。

最後にK『分かったじゃぁそろそろ帰ろうか、懐中電灯付けてくれよ』俺『あぁちょっとまってくれパチッ』懐中電灯を持って玄関に向かいました。

結局怖かったのは日本人形だけだったなぁなどと言いながら正面玄関にたどり着いて、じゃー出ようかと言い何気にドアの下を照らしたとき何かが足に当たって転がりそしてライトに照らされたのは体中に御札を貼り付けられた人形でした。

そのまま玄関から飛び出して家に帰りずっとあの家には近付く事はありませんでした。

実家の都合で引っ越して久しぶりに気になって見にいくと家は無くなって空き地になっていました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
0
1
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ