短編2
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トンネルの中の怪異

私の出身地は関西の方です。

その日は成人式で、夜遅くまで遊んでいました。

日付が変わり夜中の1時ぐらいまでカラオケをしていましたが、時間になり退室し、「これからどうする?」という雰囲気になりました。

私としては帰りたかったんですが、他の皆はまだ騒ぎたいらしく、最後に山の上にあるおばトン(お化けトンネル)へ行こうという話になりました。

友人Aが運転する車に私とBが、

友人C(女性)が運転する車に友人DとEが乗った状態で出発しました。

往路では何事も無くトンネルを通過、時刻は丁度2時を少し過ぎた頃です。

山道の終点まで進み、二台の車が連なる形でトンネルまで戻りました。

トンネルの真ん中付近でエンジンもライトも切って、クラクションを三回鳴らすのが通過儀礼です。

友人AとCが一度目のクラクションを鳴らし、二度目のクラクションを鳴らそうとした時です。

[ドンッ!!]という物音と共に車が揺れ、体が少し浮き上がりました。

友人Aは「まさかぶつけた!?最悪…」とかぼやいてました。

とりあえず傷を確認する為全員車を降りました。

もう一台に乗っていた三人も出てきていました。

しかしおかしい事に車体に傷はなく、車間距離も4,5メートルは開いていました。

ちなみに私たちの車が前です。

後ろの車の三人に話を聞くと、「ぶつかってないが衝撃があった。そしてエンジンがかからなくなったがどうしよう」との事でした。

焦った私たちはもう一度車に戻りエンジンをかけます。

予想通りかかりません。

ヤバイ雰囲気を感じますが車は中々動いてくれません。

私は藁にもすがる思いで、テレビで見て偶然覚えていた九字切りをしていました。

数回切った頃でしょうか

突然両方の車のエンジンが復活しました。

電話で確認すると後ろの車も同じタイミングで復活したようです。

私たちはトンネルから無事脱出しました。

後部座席に座っていて、偶然後ろを振り返った私だけが気付いていました。

トンネルの入り口に白い装束の女性が立っていた事を…

オチといってはなんですが、翌日、私は発熱と頭痛とだるさで寝込みました(苦笑)。

駄文失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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