短編2
  • 表示切替
  • 使い方

思い出話

初めての投稿です。駄文失礼します。

私の通っていた高校は女子校でした。

私は右端の机に座っていました。

その隣はA、Aの隣はDでした。

3人とも仲良く、特にAはクラスの人気者で、スポーツ万能の楽しい友達でした。

卒業を迎え、AとDは大学進学の為、県外へ離れていきました。

ところが5月になり、突然の訃報。

Aが交通事故で亡くなりました。

ショックで今でも彼女の命日は忘れられません。

それから3年後。

初めて彼氏ができたと言うDが、セーターを編みたいと言うので、マクドで待ち合わせをすることになりました。

得意と言うほどではなかったのですが、Dと思い出話をしながら時間が過ぎていく中。

D「編み物と言えばAはすごく上手だったよね」

私「うんうん。Aは運動神経だけだと思ったから意外だった」

などと話題がAの話へ。

その前後から、ちょっと寒いなと思っていたんです。

私とDは向かい合わせで座っていたのですが、明らかに左側が寒い。

私「なんか寒くない?」

Dさん「うん。なんか右肩が痛い。」

私「てか、はっきり言うと…Aいるよね?」

Dさん「私も同じこと思った!」

その後、Aの供養のつもりでAの思い出話で盛り上がりました。

寒い・痛いというだけで怖いという感じは、私もDさんも全くなかったのです。

話が一段落すると…予定の時間になったので二人で

「A来てくれてありがとうね。楽しかったよ。」と、どちらともなく言いました。

その瞬間、肩をポンと叩かれたような。。ポンと音が出たような気もします。

それは私とDさん、同時だったらしく。

私達は思わず笑ってしまい。

やっぱりAだったんだと確信しました。

私は見える体質ではなく、こういった感じるケースが多いです。

長々と私の思い出にお付き合いくださり恐縮です。

怖い話投稿:ホラーテラー 感じるさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ